午歳秘伝開帳~東松山巌殿観音正法寺で年内いっぱい

午歳は観音様にご縁のある年。

東松山巌殿観音正法寺(中嶋栄住職)では秘仏である千手観音が午歳のみの開帳、年内いっぱい厨子の扉が開かれお参りすることができる。

このお寺の縁起をひもとくと、歴史は718年にまでさかのぼる。将軍坂上田村麻呂の蝦夷征伐にもパワーを与えた巌殿観音の千手観音様。続く源頼朝も観音信仰に厚く、坂東三十三観音霊場を制定、巌殿観音を第十番に定めた。妻政子も頼朝亡きあと遺志を継いで巌殿観音の堂宇を再建した。かつての賑わいは山門から見渡せる門前町にいまだ色濃く残っている。

正法寺千手観音には不動明王、毘沙門天を脇侍として祀られていたが、火災によって焼失。このたび、あらためて、千手観音、勝利と繁栄の戦神・毘沙門天像を復刻再建、成田山新勝寺の末寺鴻照院ゆかりの不動明王像とともに三尊形式の復元が計画され、この10月18日の記念法要で開眼供養がされる。

推定樹齢七百年を超える大銀杏が見事な姿を見せる晩秋はもうすぐ。霊験あらたかな歴史とロマンのパワースポットにぜひ。