跡見新座キャンパスへ。桜を見に行きましょう。

本部は文京区茗荷谷。桜の校章をつけた女子学生は跡見学園中学校、高等学校に通う学生たち。

明治八年東京で一番古い女子教育の学校としてスタート。今年で創立140周年。おなじみのクラシカルな紺色ジャンパースカートから制服がリニューアルされるのはちょっと寂しい。校内では「ごきげんよう」がとびかう優美な校風。県内には多くの卒業生が存在。池袋から丸の内線で二つ目、駅からも近い通学環境。歴史、校風、通学環境など人気を支える条件が揃う。

その跡見学園の新座キャンパス。「一度は歩いてみたい国内大学の桜の名所」東日本第一位に輝いた。

校内には189本、野生種6種、栽培種37種がそれぞれの趣きで競い合っている。山桜50メートルの並木道は四季を通じて心癒される空間だ。5月15日まで校内を開放(4月3日の入学式を除く)。時間は9時から16時まで。「構内サクラガイド」を手に桜の園、跡見にいきましょう。

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定礎の意味

北本市がちょっとした話題になっている。現市長の現王園市長が、定礎の碑にある前市長の名前を削るため、碑の交換をしたという。市としては市民からの意見に「前市長の名前があるのはいかがなものか」ということから市長が判断したと説明。

定礎の碑は「公」でも「私」でも歴史ではないか。たとえば川越の各地にある定礎の碑で「舟橋」であったり「川合喜一」であったり「加藤」であったり。「こういう時代を経て川越の行政の歴史があるな。」と感慨深く思ったりすることが北本市民は思うことができない。残念なことだ。

その名前を消されてしまった石津賢治前市長は4月から戸田市の副市長となる。神保市長が県の市長会のなかでの交流から「石津市長」の手腕に着目し今回の抜擢になったとのこと。神保市長は弁護士出身。スタイリッシュな町づくりで戸田市をおしゃれで、すみたいまちとして県内でもトップクラスの地位へと押し上げた。ボート場での真珠の養殖。全国から視察団が訪れるドラマの舞台のような小学校。そのユニークな手法と石津氏の企画力の相乗効果は期待されるところだ。

樹齢800年の石戸蒲桜が咲き誇る北本市。歴史ある桜は今回の事案をどんな気持ちでみているのか。桜花爛漫の春の日である。

 

伊勢谷 珠子




GW 川越で。シャンソンを。

今年のGWは4月29日祝・30日土・5月1日日・2日月・3日祝・4日祝・5日祝・6日金・7日土・8日日と、休みの取り方では10日連休にも。すでにプランははなざかりかも。

川越東武ホテルでは5月1日(日)「シャンソン・ホテルビュッフェ」の集いが開催される。

ヴォーカルはリリーローズ。特別ゲストに勝山邦夫。

18時半から20時半まで。6000円で要予約。

フリードリンク・ホテルビュッフェ。ともに胸わくわく。

大型連休、家でのんびり夜はシャンソン。いいかも。

詳しくは川越東武ホテル(049-225-7310)まで。




600人を超える人が祝福 中野清元厚生労働副大臣出版記念会

「川越を愛し国政に尽くした菓子屋と政治家の80年」とタイトルから人柄がにじみ出る。サブタイトルは「一生懸命が福を呼ぶ」。けだし名言。

中野清氏は今年のお正月で傘寿を迎えた。ご夫妻で入場する姿は選挙の総決起大会のデジャブのようだ。

発起人代表の参議院議員中曽根弘文氏(元外務大臣、元文部大臣)は「中野先生は一人は万人のために万人は一人のためにという言葉が好きだそうだ。その通りに生き誠実で清廉潔白」地元発起人代表川合市長は「中野先生はプラスの発想でどんな困難なことにも負けない人。ご子息とともに川越の抱える問題、例えば川越線の複線化についても先頭に立って行動を起こしてくれている」太田元国交大臣「現場で地道に、庶民目線。代表的な日本人。そういう人がこの日本に、埼玉に、そしてこの川越にいることはすばらしい」上田知事「とにかくマメで情熱のある人。そしてはりめぐらせた情報網。そのルートは県庁内でも謎」島村宣伸元代議士「意欲的で人の三倍働く人」と続々とメッセージ。

さらに、国政から衆議院議員では山口泰明氏、土屋品子氏、柴山昌彦氏、田中良生氏、神山佐市氏、参議院議員の関口昌一氏、古川俊治氏、片山さつき氏、西田まこと夫人、大野松茂元内閣官房副長官、小島敏男元文部科学副大臣。県政から小谷野五雄自民党県議団団長、長峰宏芳117代議長、福永信之氏、渋谷実氏、星野光弘氏、関口一郎元副知事、塩川修副知事、元県議の大石忠之氏、大川修司氏。川越市議会から吉田議長、関口勇副議長はじめ22名、富士見市議会からは津波議長、尾崎副議長はじめ9名、ふじみ野市からは伊藤議員。川越、ふじみ野富士見市から市議会OB多数と錚々たる登壇数であった。

中野清氏は「政治で多くのことを残せたこと、くらづくり本舗のことすべて、みなさんのおかげ、おかげ。」ときっぱり。中野清氏の政治活動を支えた女性部花影会代表から花々が贈られると、満開の笑顔を夫人とともに会場にふりまいた。

そのあと、川越高校出身者で校歌、明治大学出身者で校歌とステージには多くの来賓が登壇するチャンスもあって気配りの「中野」健在。長男の中野英幸県議会企画財政常任委員長が親族代表としてお礼を述べながら、「川越を支える新しい力として今後もご支援、ご指導を」との言葉に会場内から大きな拍手が巻き起こった。その熱気は、第一の〆、第二の〆とさらに盛り上がり、第三の〆では「中野ひでゆきサポーターズクラブ」「英幸会」などののメンバーがステージに登壇できないほど参集し「中野清の後継者は中野ひでゆき」というエールで会場内のボルテージは最高潮に。

生涯現役を掲げる中野清氏。次なる目標は英幸氏のネクストステージへの布石と目標達成。今後の父子鷹の活躍は川越、埼玉、日本の将来を担う予感を感じさせる春の夜となった。

                                                伊勢谷 珠子

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小江戸川越春まつりはじまる 各所でおもてなし

小江戸の春を彩る春まつりがいよいよスタート。

昨日のオープニングでは恒例の川越藩火縄銃鉄砲隊演武に加えて、蔵造りのまちなみのなかでは江戸時代の町人に扮した商店主などによる二升五合市(小江戸川越 江戸の日)がたって、観光客をおもてなしした。

大正浪漫通りにはこいのぼりがはためき、昭和の街では「どん・どん・どんマルシェ」。

中院ではしだれ桜が優美な姿を披露。

「川越に行くと何かいいことあるね」といった趣向を凝らしたおもてなし。今後も季節を問わず大きく広がっていくことを熱望する。小江戸春まつりは5月5日まで。(イベント案内 050-5548-8686 小江戸川越観光協会)

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いよいよ本日26日北海道に新幹線

北斗星に続いてカシオペアもラストラン。大阪から北海道に向かうトワイライトエクスプレスももう乗ることはできない。たまたま与野駅のプラットホームから北海道に向かうカシオペアとスライド。ロマンチックなオーラが車両全体から醸し出されていた。夫婦で北斗星、カシオペアに飽き足らず、オリエント急行にも乗った仲良しカップルを思い出し二人を駆り立てるその魅力を間近で感じた。

さいたま市の清水隼人市長がよびかけ人になり新幹線沿線都市の連携、「東日本連携創生フォーラム宣言」が採択されたのは昨年十月下旬。函館、青森、盛岡、福島郡山、新潟、富山高岡、金沢など11道県13首長が出席した。フォーラムに先立ち講演した石破茂大臣は「新幹線作ることに意義はなくどう使うかを考えるべき」と主張。

これは鉄道も建物施設にもいえること。いよいよ今日26日からが本舞台となる北海道新幹線。大宮から最速3時間38分で北の大地函館に。交流人口の拡大広域的な経済圏の確立は沿線地域の連携なくしては成り立たない。一つにつながる日本。東京から東北、青函、北海道へ、さらに周遊的に福島へ、新潟へ、長野へ、富山、金沢へ。この日が東日本ゴールデンルート。埼玉県民としてはさいたまからはじまる「東日本ゴールデンルート」ととらえたい。大宮はそのルートの結節点、首都圏への玄関口。大宮には各地の「情報発信拠点」をという声もそのフォーラムではあがった。

「旅」のツールの一つの新幹線。しかし、一極集中といわれる日本を変える鍵を握っているのも確か。北海道や東北から青雲の志をもって埼玉をめざした人々。商業で、工業で、学問で、功成り名を遂げたその精神とさまざまなノウハウをふるさとに還元するということも「地方創生」につながるかもしれない。整備計画から43年。さまざまな想いをのせて、北海道新幹線は可能性を秘めた東北、北海道へひた走る。

伊勢谷珠子




妻への違和感

乙武くんの漁色家ぶりには本当にたまげた。しかもベラベラしゃべることにも哀しくなった。一夜限りのことなど聞きたくもない。

女房でもないのにそう思うのなら、妻の立場はどうだろう。

しかし、乙武くんの奥様は「わたしにも責任の一端が」云々のコメントだ。なんで!なんで!乙武くんあやまちでは済まされない複数の女性と。しかもダミー連れてのDXな海外旅行も。。罪深く、奥様が謝罪なんてとんでもない不法行為ですが。。デジャブ?例の宮崎前衆議院議員の奥様・金子恵美代議士もくくりとしては同じように「赦して」元の鞘におさまった。

この頃の奥様は「出来た女房」なのか。実際、ストンと落ちない違和感を感じていたが、やはりネット上でも論戦はヒートアップしているようだ。

こういう事案について、夫婦間の結論を公開する必要もなし。まして即決できる問題ではないとも思う。お子様もいらっしゃることだし、軽々に結論を出せるものでもない。不倫というか、不貞行為をはたらいた場合法的には相当な罰則が定められている。江戸の時代ならば不義密通は斬首、遠島もあったはずだ。

その罪の重さはケースバイケースだが、乙武くんの場合は「教育界」に身をおくものだから「どうよ!」だ。芸能界については「芸のこやし」としておおらかな面もあり、また作家たちの世界でも「ゆるされる」ものもあると認識している。

乙武くん自民党から参議院選出馬という話が持ち上がりそのために火消に躍起なのか。そういえばスピードの今井絵里子さんも身辺にきな臭い噂が報道されたがその後どうなったのか。選挙がらみになると身辺調査がきびしくなる気もするが。

市井の人間にあっては「出来すぎた妻」へ違和感を感じるのは少なくないだろう。

浅間潤子




アイラとソマリ

所沢を愛し、川越で青春を過ごしたパパを思うソマリです。

ママの手のグラスにはアイラウイスキー。ボウモアとのこと。スモーキーなアイラウイスキーの定番だ。

「ボウモア」「ラフロイグ」「オードベック」とファン垂涎のアイラウイスキーはスコットランドのアイラ島から運ばれる。

スコッチ、バーボン、ジャパニーズ。このママはウイスキーがよく似合う人。

「外のみもいいけど、家でニャンコと語らい飲むのもなかなかよ。」と投稿してくれた。

昨年の「川越まつり」では本川越の小江戸ラウンジを大層気に入り、昼、宵、夜と訪れたという。

「川越にも素敵な正統派バーが増えてうれしいわ」と。70年安保の学生時代、高度成長、バブル経済、失われた10年、ITバブルにリーマンショック。時代の先端で働き、遊び、生き抜いた人の見る目はとても冷静であり洗練されている。「川越はこの5年が勝負ね。猫が似合う町、着物が似合う町、ジャズが流れアイラウイスキーが飲める町、特化も大切。食文化、音文化、どんな進化をとげるのかしっかり見ていきたいわ。立ち止まると衰退するのが世の常だから川越の勢いをとめてはだめね」と。まさに金言。

伊勢谷珠子

 

 




林真由美弁護士大いに語る 若者等の職場定着支援とは

坂戸市や坂戸商工会、坂戸法人会が主体となってこのほど坂戸市内で開業している林真由美弁護士を招き地方創生に関わる若者などの職場定着支援などをテーマに講演会を開催した。

林弁護士はわかりやすく、地方創生の根幹、若者などの職場定着の意義について多いに語った。

林弁護士講演要旨

若者職場定着支援とは地方創生の一つ。今日は地方創生とは?企業経営者に知ってもらいまた若者の雇用政策がどうして必要なのかを話していきたい。地方創生の根幹である地域活性化のキーワードとして「若者雇用と育成と継続」「雇用関係の助成金」がある。地方創生法は平成26年4月に制定された。それにともなう「まち・ひと・しごと創生法」は今年平成28年4月に施行される。すでに「地方創生総合戦略」が地域ごと各自治体で準備がすすめられ、まさに今年は地方創生元年。坂戸市においても総合戦略が具体的になる。国策としても地方の活性化と発展を重要課題として取り組むことになる。

現在、急速な少子高齢化が進み、地域が衰退するかどうか重大な岐路にたっている。人口は2008年をピークに減少に歯止めがかからない。平成26年出生率は過去最低の1・42パーセント。生まれた赤ちゃんは100万人。出生率は2・08パーセントで増加も減少もしないといわれているのでこの数字は大変なことだ。2060年には人口は4000万人となり、消費も経済力も低下する。人口減少は日本経済の重荷ともなる。勤労世代(20歳から64歳)を例にとると2010年に59パーセントだったものが2040年には50パーセントに落ち込む。

若者世代、支える世代の不足は超高齢化社会よりも厳しいものだ。また東京の出生率が悪い。結婚しない人が増える(未婚率の増加)晩婚化が進んでいることが理由の一つ。また一人っ子が多いということは出産率の低下でもある。さらに地方から東京に人口が流入する。若者が東京をめざし、地方は人口が減少し少子化が進み、東京では出生率が下がるという悪循環となる。東京一極集中しないようになんとかする、それが地方の活性化であり、地方創生だ。地方で若い世代が結婚し子育てをし、人口減少を食い止める。

まち・ひと・しごとについて。地方、地域社会の形成、まちを発展させる人材を地域に確保する。地域を担う人材の確保。地域で収入を得る、経済的安定性をつくる。就労の機会と雇用の継続。それらを重点的に政策を考えることが地方創生。地方創生や地域活性化についての明確な答えはない。しかし、試行錯誤の中から政策ができていくのではないか。元気な企業があるまちは元気なまちに。

では企業は?・地域活性化のために地域とのつながりを積極的にもつ。地域を活性化する視点をもつ。地方創生の意識をもつ優秀な人材を育てる。若者雇用を積極的に。若者雇用の重要性は、自分の企業の10年後、さらにそのあとの10年後を考え、発展させていく人材を確保するというもの。自分の代で会社をつぶしてダメ、もったいない。坂戸の地で培った企業の技術、ノウハウを次世代に引き継ぐ若者を雇用し、養成していく。若者の職場定着が地方創生の要であると思う。人間関係がよければ職場に定着する。モラハラセクハラ抑止、就業規則の見直しも大切。また職場の定着はスキルの向上、生産性もあがり企業の将来性もアップする。

では行政は?地方の特需性、個性に応じた柔軟な政策が必要。

今後は新人向けのセミナーの開催、成功した企業人、ケースの情報共有。若者の持つ悩みへカウンセリング。会社に経営カウンセラーや社会保険労務士を入れる。そしていろいろな視点から若者の雇用、雇用継続について考えていく。日々の仕事に追われるだけではなく、視野を広げていく。企業として地域における使命も考える。地域に密着するということは通勤時間の短縮へ、そして家庭サービスの充実につながる。

林弁護士は淡々と講演をこなされたが、「企業」としての存続のヒントがちりばめられたキーワードを発信し、参加者も熱心にメモをとる姿が印象的だった。

三潟 正義




市費を使わずマチを発信 藤縄市長の手腕

鶴ヶ島市藤縄善朗市長。行政出身ながらもめざましい発信力は県内でもトップクラス。またまた快挙だ。

「雨乞いのまち鶴ヶ島」活性化事業第一弾「脚折雨乞デザイントラック」が完成、このアドトラックが全国を走り「鶴ヶ島」「雨乞い行事」を強くアピールするという。

今年はオリンピックイヤー。したがって伝統の鶴ヶ島脚折雨乞い行事の年でもある。次なる開催は2020東京五輪。ゴルフ競技開催地は霞ケ関カンツリー倶楽部、川越市であるものの鶴ヶ島市に隣接している。アクセス道路をはじめ2020東京五輪成功のためには広域行政圏での対応も必要だ。そういう中で、藤縄市長の動きは注目だ。

四年ごとの脚折雨乞い行事について、今回はアドトラックを運行する。アドトラックには迫力ある雨乞い行事の模様、開催日時、鶴ヶ島の埼玉での位置などキメ細かい配慮がされている。

藤縄市長は「予想以上にリアルな出来栄えで迫力満点です。企業さんのご協力で市費を使わずに「雨乞いのまち鶴ヶ島」をプロモーションできるのもありがたいですね。このトラックが全国を駆け巡り「脚折雨乞い行事と鶴ヶ島市を宣伝する様を想像するとワクワクしてきます。」と破顔一笑。

「市費を使わない」これには本当にびっくりだ。やはり行政のトップたるもの「柔軟な発想と知恵」がいかに大切かあらためて実感した。

雨乞い「アドトラック」をみたら大きく手をふり、歓声をあげ、フェイスブックなどSNSで拡散したいものだ。

伊勢谷 珠子

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