高齢化社会を考える

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人生100年時代の到来。高齢者のくくりも難しい。定年60歳で、区切りなのか、65歳?70歳?75歳??サミュエル・ウルマンは「年齢は心のありよう、一生青春」と詠んだ。75歳以下の人を高齢者とは言えないというのが大方の見方かもしれない。

川越シャトルバスの高齢者の無料パス。現行の80歳以上から90歳以上にひきあげられるという。元気な高齢者が増加しているのは確かだが。無料パスの年齢の引き上げはちょっと世間とかい離してはいないか?

鋭い視点の市民は言う。「そもそもシャトルは何のために運行を始めたのかを考えると大きな疑問だ。川越市市内循環バス検討委員会の答申を受けての決定事項であることは市のホームページをみても決定の経過を読むことはできるが・・・委員会の協議の方向性が当初の目的から微妙にずれてはいないか?高齢者が起こす運転操作ミスによる大きな事故は後を絶たない。よって、運転免許証の返納が推奨されている現実もあるが。市の答申は90歳までは無料ではなくなる。それじゃますます返納しにくいし、家にひきこもるしかなないという選択肢は哀しすぎる」。

また最近90歳を超える男性に追突された人は「信号待ちだったのでムチウチをはじめ背中や腰の捻挫で苦しんだ。事故の直後そのおじいちゃんは警察で車乗れないと困るよ、杖がわりなんだからと言ったのには驚いた。運転は年齢制限しないと」。

世間の動向を見据え、シャトルバスの運行、無料パスの範囲など利用者の意見を十二分に聴くべきではないか?