清水霜風さん 国内最大規模 読売書法展に入選

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坂戸市にある(株)丸幸 代表取締役 清水純一さん。高校時代は県立川越高校で学んだ。現在も事業運営、法人会活動、ロータリー活動などマルチな活動の幅だが、このたび国内最大規模の出品点数を誇る第32回読売書法展に公募し入選した。調和体は漢字とかなを交えた書でかなをきっちりとかき、なんとも味わい深い世界を醸し出している。清水純一さんは「清水霜風」という名で「春ごとの花に心をなぐさめて六十余りの年を経にける年たけて又越ゆべしと思きや命なりけり佐夜の中山・西行の詩を霜風かく」と作品を創作。読売書法展は「本格の輝き」を標榜しているが、まさに「空間」とかな、漢字の調和が輝いている。また、調和体そのものが自然体で鑑賞する側にとっても肩からすっと力が抜ける。この清水霜風さんの書は11月6日から8日(10時から17時、最終日は16時30分まで)坂戸オルモ(北坂戸駅東口)坂戸市芸術文化祭で鑑賞することができる。

「忙しいという字は心を亡くす」だからこそ、身を律し、日々精進しなさい。と高校時代の恩師に受験や部活動との両立に際して言われた。清水純一さんの時間をみつけ、人生を謳歌する姿はその時の恩師の言葉と重なり、「人生の達人」と思う。                                          伊勢谷珠子