一億総活躍社会の実現・どう思いますか?

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第三次安倍内閣が発足。掲げられたのが「一億総活躍社会の実現」。漢字9字とひらがな1字。

ちょっと重い気がする人は少なくないはずだ。もっとワクワクする表現はなかったのだろうか。「ソーシャルインクルージョン」という言葉をこのごろ耳にする。こちらも横文字で長すぎるが。「すべての人々を孤独や孤立、排除から擁護し、健康で文化的な生活の実現。粗末な住居、犯罪率の高さ、健康状態の悪さ、子供の貧困への戦略、中心的な政策課題としてEU、加盟諸国が取り組んでいる」という意味だという。日本ではこれらにすべての子供の学習計画、教育体制を組み立て直しこどもを包みこむ教育環境の再構築を加えているという。

「一億総活躍社会」も「ソーシャルインクルージョン」も「すべての国民が活躍ができて、活躍ができるということは一人一人が輝いている社会」をめざすことなのだろう。

しかし、結果こそ政治の力だ。具体的にいつまでにどんな結果を生み出せる可能性があるのかどうかを知らせてほしい。年明ければ夏には参議院選挙。昨年の夏には「衆参ダブル選挙で安倍内閣支持率アップ」などどいう文字が週刊誌に踊っていた。衆参ダブル選挙の可能性は単独参議院選挙で自民党が不利な場合だ。「政権を自民党以外に託していいのですか?」という問いかけを必要とされる自民党の支持率低下などが起きれば安倍総理は「カード」を切るのかも知れない。

任期満了ではなく、解散総選挙となる「代議士」センセイは「常在戦場」でなければならない。そして「一億総活躍社会」を上をいくスタイリッシュなキャッチコピーを掲げる人に、勝利のビーナスはほほ笑むかも・・

三潟正義