癒された埼玉医大医療センターのひとこま

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持病の定期診療で埼玉医大医療センターに。夕暮れとともに中島みゆきの「糸」が聞こえてきた。

医大もデパートと同じように診療終了を告げる音楽を鳴らすようになったのか?と思いながら会計窓口へ足を運ぶ。するとその音はどんどん大きくなり、???ピアノの演奏?

埼玉医大医療センターには処方箋受け取り窓口の近くに大きなピアノが鎮座している。その日はそのピアノに2名の女性が座り演奏をしていたのだ。なんと一人はオペ着。ドクターなのか。女医でピアノも弾けていいな!患者のために「ピアノ演奏」という演出をする埼玉医大っていいな!と率直な感想。

21世紀に入って15年・・・さまざまな場面で「時代が変わった」とよくも悪くも感じることがある。特に医療の現場では患者側が強くなっていることも無きにしもあらず。セカンドオピニオンという制度が定着したせいもあるかもしれない。「健康こそ宝」と常々思っているものからすると、医師は神様で、「生かされている」船の航路の船長である。かじ取りを失敗されては、病気に屈してしまい身動きがとれなくなってしまう。長年お世話になっている埼玉医大のドクターは時流に乗って、患者を大切に共に闘うという姿勢を貫いている。3つの科を受診したが、どのドクターからも偏った対応をされたことがない。美しいピアノの旋律を聴きながら、今まで受けたご恩を再認識した。

浅間潤子