男は黙って!

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自民党の宮崎代議士が辞職した。育メンで休暇をとるのどうのと言い出したのもつかの間、こともあろうか愛妻出産直前に不倫騒動だ。お正月の国会招集日に着物を着付けてもらったことがきっかけで連絡を取り合い、グラビアアイドルと深い仲になった。

育メン宣言を結婚披露宴で行い、注目を浴びたことにも大きな疑問を感じていたが。。なんてことだ。

ベッキーの不倫騒動で騒がしかったが、あれは芸能人の話。個人的にはいつから芸能人に、品行方正、聖人君子的な行いを日本人は求めるようになったのか。。と正直思っていた。したり顔で話す情報番組の出演者。一億総倫理社会か。。もちろん不貞行為は不法行為であるが、渡辺淳一先生がご生存されていたらどうコメントされたか。

しかし、宮崎代議士については完全NGだ。なぜなら、宮崎代議士は公人であり、選良だからだ。なおかつ、言行不一致という政治家が絶対踏んではならない轍を踏んだ。

「父として、父として」なんて、まだ本当の父としての実感もわいてるはずもないのに、そういう言葉を使用する稚拙さもたまらない。

北方領土の地名を読めない担当大臣、福島に心を寄せられない環境大臣。
困るのは真面目に国、県、わがまちを思い、日夜奮闘している自民党所属議員の各氏。こんなことで、変な風が起きてはたまらない。

宮崎代議士の妙な朗々とした記者会見をみて、世界の三船が「男は黙ってサッポロビール」と口角を上げ気味に言ったかっこよさを思い出した。

浅間 潤子