朝霞・上尾市議選・悲喜こもごも

image_pdfimage_print

2015年冬の陣。朝霞・上尾市議会議員選挙が終わった。

上尾市は36・80%という過去最低の投票率。現職22名新人6名元職2名の内訳。トップ当選は日本共産党だ。川越市議会も日本共産党だった。定数30のところ33名立候補。川越市議会は定数36議席のところ47名立候補(新人候補の数は11名)であったため、何がなんだか、ぼやけてよくわからないという声を聞いた。上尾市の場合は少数激戦、選ぶ側にとってはわかりやすかったかも知れない。埼玉10区選出衆議院議員山口たいめい事務所で秘書として汗を流した新道龍一氏33才も初陣を飾った。

朝霞市は34・09%というやはり過去最低の投票率だった。現職18名新人5名元職1名の内訳。トップ当選は公明党。上位10議席の中5名が公明党という圧倒的な強さをみせた。定数24議席のところ28名立候補。最終の議席はなんと1票差だ。すべりこんだ人、おしくも議席を逃した人、なんともいえない心中だろう。前回トップ当選だった松下市議は勢いをなくした。松下市議はみんなの党解党から継承政党日本を元気にする会からの出馬。前回より1456票の下落だった。二期目の選挙は大変というのも選挙の常套句であるが、政党に翻弄された感も否めない。そして、「NHKから国民を守る党」というNHKを詐欺集団と言い放つ新人大橋候補は1278票獲得して市議会議員になった。この動きは来年行われる新座市議会議員選挙にもあるらしく・・・・・。まちづくりとNHKという構図に違和感を覚える。

とどまることをしらない低投票率。この対策もどうすれば改善されるのか。。政治の原点は「市民生活を守る」。この原点を多くの市民に知ってもらうことからなのか。二つの市議選であらためて「まちづくり」を考えた。

三潟 正義