小池百合子さんとガラスの天井

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都知事選が始まった。小池知事再選濃厚の顔ぶれだ。

埼玉都民(住所は埼玉だが、都内に通勤している人)や、小池世代の女性でも意見は二分。

「小池百合子さん、かっこいい!」という声と「小池さんはアレルギー起こす」という人。

好きも嫌いも超えて、小池さんの発信力にはいつも感心させられる。アナウンサー出身とはいえ、

原稿を読むだけのアナウンサーとは違って、どう表現すれば人の心をつかむかの見極めは天才的。

女性の政治参加には常に「ガラスの天井」はつきまとう。「ガラスの天井」とは80年代、女性が腰かけ就職から男性と同じような立場を得られる就職にむけて、総合職という言葉が生まれた頃と時を同じくしてアメリカを発祥として使われはじめた。「目にみえないが確かにある障壁」の比喩だ。男性優位の社会や組織にあってステップアップを目指す女性にたちはだかるもの。特に日本、政治の場では際立っているかもしれない。その証拠に、女性の首相を日本は生み出していない。

小池さんに日本のリーダーをゆだねようとは思わない。しかし、権力に媚びる手法と言われる小池さん。

孤軍奮闘「ガラスの天井」を打ち破ってきたことも事実だ。静かな都知事選、投票日は7月5日。