女性活躍を実践 川越 小林千明さん 

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「女性活躍」という言葉が政治の場で踊って久しい。しかし、市井の女性たちは家事に、育児に一日の大半を費やし、なかなか「実践」するのは難しいというのが実情だ。

スペインにフラメンコ留学まで果たした小林さんから「久々に舞台に立つので」と案内をもらった。

小林さんはこの四月に幼稚園に入園する男児の母。舞台女優から「フラメンコ」に的を絞った。しかし、女性の真の幸せは「結婚」とその道を選んだ。志木市から川越に嫁ぎ、子どもを出産し子育ての毎日であったが、このたび久々の舞台復活となった。

この日は「ソレア」を熱演。小林さんは「孤独や苦悩を表現する曲。振付だけではなく自分の感情が特に大切。人生を振り返りつつ心の葛藤をいかに表現できるか・・練習すればするほどより難しくなり苦労しました。有名な舞踊団の方の演技を見てフラメンコへの道を進んだのですが、やはりフラメンコは奥深いです。もっともっと自分の演技を磨いていきたいです。それには夫の協力あってこそ」とにっこり。

今後は川越にフラメンコをじんわりと広めていきたいと意欲満々な小林さん。「女性が活躍をする社会とはまずは家庭家族の理解がなければ実現はムリ」とその言葉には実感がこもっていた。

写真・小林さんは前列左