圏央道埼玉県内全線開通 交通網の発達はモノ・ヒト・文化の交流へ。

image_pdfimage_print

本日圏央道・埼玉県内全線開通になった。

東名・中央・関越・東北道が一つにつながる。かつて故土屋義彦県知事が「埼玉県内一時間道路網構想」をたちあげた。県内どこへでも一時間でいくというもの。今回の圏央道全線開通でその構想はほぼ完成だ。大野松茂元官房副長官が衆議院選挙のときに「圏央道を東へ西へ。この構想は埼玉の経済力を飛躍的にアップさせる」と街頭演説をされていた。政治家の語る夢が現実となる。その歴史の瞬間に立ち会えたことに喜びを感じる。

その圏央道のインターチェンジがなくとも、沿線近隣の飯能、川越、毛呂山、越生、吉見、北本、鴻巣、上尾などの経済波及効果は莫大であるはずだ。圏央道は物流の流れを大きく変えるだけではなく、人々の夢を運び、文化の交流をさらに深めていく。

川越市民にとっても、東北道へのアクセスがより便利に。東北道への乗り入れを岩槻か久喜か、もしくは高崎で関越を使い北関東道から。と苦心をしていた。それが254号バイパス圏央道川島インターからそのままで行けるのだ。

若者の車離れがあるという。夜のハイウエイを飛ばして、好きな人と好きな音楽を聴きながら夜明けの湘南に、朝もやの中禅寺湖に。30年以上前の若者文化の復活を圏央道埼玉県内全線開通を機に願っている。