哀しすぎるおんぶ政務官 務台復興大臣政務官

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甚大な被害のあった台風10号の爪痕に訪れた務台俊介復興大臣政務官。

現地岩手県岩泉町。あのグループホームで暮らす多くの高齢者の方が濁流にのみこまれた町だ。川からの氾濫の水が流れていたその日の務台大臣政務官の足元は、革靴。その後、あろうことか務台大臣政務官は視察職員におぶわれて、足元をぬらさず。

映像を見た時「なんてこと!」と思わず言ってしまった。

いくつかの問題がある。1つになぜ?長靴ではないのか?2つめ、もし長靴を履いてないとしたら、そのまま自らの靴が濡れることも厭わず歩くべきではないのか?三つめ、なぜおんぶを固辞しなかったのか?

務台大臣政務官から「猛省」「陳謝」というコメントも出てはいるが、こういう失態をしでかしたら、政務官という役職は返上すべきと思う。鶴保大臣の自動車運転スピード超過(免許停止となるような大変な超過)も同じこと。しかし、この二人「職務を全うすることこそ云々」という「辞任」とはかけ離れたお決まりのセリフ。 任命された重要ポスト手放したくない気持ちは重々わかるが、「潔さ」も政治家に問われる資質の一つだ。

ちなみに務台大臣政務官、東京大学出身のキャリア官僚。総務省消防庁防災課長でもあった。なんと防災のプロフェッショナル。長野県が選挙区で超党派山の日議員連盟の事務局長。山を愛する人だったら、登山靴はたくさんお持ちでしょうに。長靴がベストだが、革靴より登山靴ならまだしも。務台大臣政務官、哀しすぎる。