芥川賞にピース又吉さんの「火花」。芸人初の受賞としてニュースが賑やかだ。
又吉さんが川越「茶陶苑」で、NHK主催のトークショウで拝見したことがある。
あの時、瞬時のコメントに言葉のへの思い入れを大切にしているな、と感じた。
芸人というより文化人という香りがしていた。なので、今回の受賞はしかるべきと思う。
ブログなどを通して発信することが容易になった時代。活字好きかそうでないか、そういうことよりもいかに文章を読みこなしているかどうかが文章に表れると思う。
語彙をひっぱりだしていても付け焼刃はすぐにわかってしまう。それは自分への戒めもあるが。
芸人初の受賞と言われる又吉さん。決してそれだけではない。物書きに挑戦していた又吉さんが芸人としても活躍していたという方がしっくりいくような気がする。
「火花」まだページを開いていない。ワクワクしながら読みすすめていきたい。
(浅間潤子)