トリプル?アベック?台風で流れも速く 赤間川灯篭流し

image_pdfimage_print

「新河岸川というとピンとこないのよね」これは昨年の河川浄化大会の時アクテイブシニアから聞いた言葉。

「やはり赤間川よね。こどものころは赤間川にいくことはなぜかワクワクしたの。花火大会もあって灯篭流しもあって」とも。河川浄化大会は新河岸川(通称赤間川)の清流をとりもどすべく、1960年代後半に流域自治会で構成された「新河岸川を守る会」主催で毎年行われている。

1960年代後半といえば全国的にも河川の汚染が進んだ時期だ。あれから半世紀の時が流れた。ヘドロはないものの、心ない人が投げ捨てたゴミが散らばることもあって、「なんとかならないか」という思いだ。 高沢橋周辺は菓子屋横丁周辺ということで賑わい、いまやポケモンGOのスポットで多くの人が立ち止まる。観光客をお迎えする街なかを流れる河川、赤間川。

ここで半世紀ぶりに灯篭流しが復活した。昨日20日はアベック台風余波で豪雨により水位も上昇したが早い流れのなかでも灯篭はしっかり流れた。自治会、実行委員会、市民の想いが一つになってのこのイベント。継続こそ力として、小江戸川越・逝く夏の風物詩として定着していくといい。埼玉県は川の面積日本一、川の国埼玉県を代表する観光都市川越だからこそ、なおさらだ。