関口昌一参議院議員会長、三権の長・参議院議長へ(埼玉選挙区・秩父皆野出身)

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参議院議長は三権の長。かつて土屋義彦氏が三権の長から埼玉知事選に出馬した際、「三権の長を務めた方を落とすわけにはいかない」と支援者は必死だった。

三権の長は総理、衆参議長、最高裁判所長官。

その参議院議長にこの11日に開会となる特別国会において関口昌一参議院議員会長が就任するという。

関口昌一氏は父恵三を父にもつ。恵三氏は歯科医であり、参議院議員であった。昌一氏も歯科医から埼玉県議会議員へ。2003年の参議院補欠選挙に出馬、熾烈な激戦を勝ち抜いた。当時の自民党幹事長は安倍晋三氏。補欠選挙に応援にかけつけた安倍氏は「どうしてもかちたいね」と言ったエピソードも。その後関口氏は外務大臣政務官、2010年の選挙は埼玉選挙区トップ当選で3選。総務副大臣ののち2016年の選挙も埼玉選挙区トップ当選4選、その後参議院国対委員長から2019年には参議院議員会長に就任。参議院議員会長は大臣同様の警護対象者となって2022年の選挙はSP同乗の選挙活動となった。選挙終盤の金曜日安倍晋三氏が狙撃されてお亡くなりになった。安倍晋三氏が公示日に大宮にはいって「関口まさかず、関口まさかず、関口まさかず」と自民党あさかぜからの連呼は関口氏にとってはかけがえのない時間となった。最終日、関口氏はときおり涙を流しながらも喪章をつけての遊説。一切「お願いします」を発せず、安倍氏への哀悼と民主主義の根幹の「選挙」を暴力、狙撃で安倍氏の命が奪われたことに対する、「暴力に決して屈しない」という姿勢を貫いた。結果埼玉選挙区でトップ当選で5選。

このたびの参議院議長就任、さぞかし安倍晋三氏は天空から喜ばれているに違いない。

(画像は2024総選挙 激戦埼玉7区 中野ひでゆき候補へ、SPに護られながら応援演説。)