
田中利幸先生。たびたび弊社サイトにご登場をいただいている。声楽家でイタリア料理研究家。そして合同会社「食王」の代表として
カラダにとびきりイイ、オリーブオイルを中心とした調味料を開発販売されている。その商品はメデイアでも取り上げられ、数々の賞を獲得している。
今回の田中先生の快挙は「歌」だ。
戦中戦後、シベリア抑留にならんで、モンゴルにも抑留された人々がいた。モンゴルではウランバートルの岩山を削り、切り崩し、建物を作るといった過酷な労働を強いられていた。その中で抑留者たちは、「歌」にひとすじの希望をみつけ、自らが作詞作曲した。
その数は50曲近く、それでも現存して残っているのは「囚われの旅人」だけ。この曲は抑留帰還者の友弘正雄氏の口伝によって楽譜となり日の目を浴びた。
さらにこの楽曲に魂を吹き込むのが田中利幸先生と奥様の淳子先生。
淳子先生が伴奏譜を書き上げ、田中利幸先生の歌唱というカタチでYouTubeにアップ。その後、読売新聞社会面に、読売英字新聞「Japan News」に取り上げられた。
田中先生は「戦後80年を迎える年。外交やイデオロギーを超えて心の厚さや考え方で日本人が世界に平和の発信できるように希求したい」ときっぱり。
世界平和は個人、一人ひとりの想いがつながることからはじまる。田中先生ご夫妻の想いを多くの人に知ってほしい。