民進党

民主と維新が合併し、党名は「民進党」になった。

「民主主義をさらに進ませる」という意味かと思ったら「国民とともに進む」ということが理念だそうだ。民主党時代になかった綱領も作成されているらしい。

「新進党」という党があったので、「似てるな」という印象。

しかし、民主党は自民党から政権を奪取し、政権政党だった歴史もある。あっけない20年間の幕引き。

政党とは?国の行方を託すとき、有権者は何を思い投票するか。民主党政権になったとき投票所にはこどもを背負った若いママさんがたくさん足を運んだという。「こども手当支給」という目玉政策が心に響いたのか。しかし、経済の低迷、東日本大震災被害への遅々とした対応、決められない政治など民主党政権は泥舟と化した。

政党としての方向性も重要だが、きめこまやかな政策、そして、地域を託す政治家の人間性が選ぶ基準となる。人間力のある政治家集団が「よい政党」となる。もちろん大所帯になるといい人もいれば愚かな人も混じる可能性も否めない。

さて、耳に新しい「民進党」。参議院はすでに走り出している。ポスターの張り替えも大変だろう。古くは「新自由クラブ」。そして、「日本新党」「新進党」などの地殻変動をも起こすがごときのエネルギーを今回感じないのは私だけだろうか。

氷川まこと