春まつりなど川越のイベントのみならず、全国のお城関係のイベントに華を添える川越藩火縄銃鉄砲保存会(寺田図書助勝廣代表)。
前身の獅子の会から数えると50周年、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会としては30周年。その記念式典が21日川越プリンスホテルで盛大に開催された。
来賓の川合善明川越市長は「東京五輪の際の演武が特に記憶に残っている。さまざまなイベントで寺田さん率いる鉄砲隊の勇姿と澄み切った鉄砲の音が川越をもりあげている。その活動のはばは全国にひろがりすばらしい」と祝辞。川越商工会議所会頭・武州ガス原敏成社長は「歴史あるまちにふさわしく、この鉄砲隊はまさに、魂をつないでいる」とメッセージを述べた。このほか、中野英幸法務大臣政務官、小宮山泰子衆議院議員、大野元裕埼玉県知事(代理)が次々と登壇した。
寺田代表は「私のわがままによくぞついてつきあってくれた、ということが本音。この50年間、雨天中止となったことはわずか3回だけ。各地でのイベント時、必ず城に参上している。礼を尽くすことが大事。」寺田代表の座右の銘は「神武不殺」。先に攻撃するのではなく相手の出方にどう対処するかに練磨の主体をおく。相手を殺傷する技術を持ちながらできるだけ殺傷しない日本武道の永遠の理想。大茶会を川越城本丸御殿で開催する寺田代表。茶道・武道ともにやまとの心を後世へとつないでいく。