仕事も。趣味も。人生も。美しく。

埼玉一美会の書道展が大宮で開催された。春らしい気分に誘われて大宮氷川参道を歩く。「氷川の杜文化館」銅葺きの屋根から伸びる散策路。なんとも風情がある会場だ。

埼玉一美会は長年にわたって治安維持に活躍し、退職した警察職員とその家族、現在活躍している警察職員とその家族、またその友人知人で構成されている。

「書」を愛し、精進し、心技の向上と人格形成をつらぬく人々の作品は躍動感にあふれている。書は達筆であるかどうかと同時にリズムと、空白の美しさも競われる。氷川の杜文化館に展示されている作品は、県民の安心安全のため、私を捨てて真摯に仕事に向き合った人らしく、しっかりとした精神統一が根底に見られた。「一美」とは、一生涯美術(書)を愛し同志と融和親睦、充実した人生であるようにという願いをこめてとのこと。

春らしい光のなかで清々しい気持ちを味わえたひとときだった。

写真は会長の南佳邦さんと作品。