ドイツ メルケル首相に学ぶ 

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まさに戦時下同様となってしまった新型コロナウイルス感染拡大。

日本でも安倍総理の会見をはじめ、47都道府県知事がそれぞれの立場でアナウンス。いかにリーダーの言葉で、受け取るものの幸・不幸が左右されるか、今ほど露呈するときはないかもしれない。

リーダーの真摯な態度は言葉にあらわれる。

4月6日にドイツのメルケル首相の演説は心に響いた。

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「コロナウイルスは生活を著しく変える。人との関わりの真価が問われるというこれまでにない事態に発展している。当たり前に会っていた人に会えなくなってしまった。誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然だ。世界中が全力でコロナウイルスの治療薬の開発研究をしている。その治療薬発見まで、できることは一つ。ウイルス感染の速度を落とすこと。ウイルス治療薬開発のための時間稼ぎをすることだ。そして今何が起こっているかを真剣に受け止める。パニックになる必要はないが、軽んじてもいけない。この伝染病が私たちに教えてくれたこと。私たちはどれほど脆弱であるか、どれほど他者の思いやりある行動に依存しているかということ、それと同時に私たちが協力しあうことでいかにお互いを守り、強めることができるかということ。人を孤独にさせない様々な手段は電話・メール・手紙を書くなど、活用すべきだ。私たちは民主国家にいる。強制されることなく、知識を共有し協力しあって生活をしている。そして今回の問題は、歴史的な課題であり、全国民協力なしでは達成できない。お互いが規律を遵守し、実行することで状況は変わる。心から理性をもって行動することで人命が助けられることを示していく。例外なしに一人ひとりが私たちすべてに関わってくるのだから。」

魂のこもったメルケル首相の演説。同じ時代を生き抜く世界のリーダーの言葉。肝に銘じていきたい。