「テレジン」への想い 野村路子さん講演 11日ウエスタ川越で

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川越市制施行100周年記念事業「いのち 平和 そして出会いのコンサート」が11日ウエスタ川越で行われた。

アウシュビッツ収容所への待合室といわれたテレジン。「テレジン収容所の幼い画家たち展」を30年間、全国各地で展開、「テレジン」で懸命に生きたこどもたち、いのち、平和を大切さを語り継ぐ野村路子さん。テレジンの知名度不足、理解されていないことを憂いて、人々に語りかけている。当時テレジンには15000人のこどもたちがおり、戦争が終わったときにはその数が200人に減ってしまった。(減ったというのはガス室などで虐殺されたこと)。生き残ったこどもたちにもあった野村さん。「生き残っても心の傷は消えない。こどもたち1000枚の絵には1000枚の想いがあり、絵から聞こえるこどもたちの声を聴いてほしい」と。

ロシアによるウクライナ侵攻の終息は見えていない。戦争でまっさきに被害にあうのは、こども、女性といいた弱者だということ。世界平和に向けて、しっかりと向き合っていかねばならない。