
3月21日・22日小江戸川越にもすみれの花が咲く頃。やまぶき会館(川越市郭町1-18-1)は熱気に包まれていた。同市出身の元宝塚歌劇団(雪組)男役と言えば石川裕梨(愛称うり)さん。うりさん率いる「うりいろ劇団」、特別公演「かわごえジェンヌ アクロス・ザ・リバー~おじさん成長記~」が遂に上演されたのだ。「アクロス・ザ・リバー」というのは主人公である4人の中年男性たちが迷い込んだ夢の国「川越」の事である。
「アクロス・ザ・リバー・(川越)」には「神々たち」が待ち受けていた。演じたのは元タカラジェンヌと元OSK日本歌劇団の麗しきメンバーたち。これはもう、さすがの一言。人生に疲れた冴えない中年男性たちを、圧倒的な存在感とともにぐいぐいと成長させていった。宝塚でもお馴染みのあの歌この歌、魅惑のダンスにもうっとり。心弾む春のひとときである。
川越市民を中心にオーディションで選ばれたメンバーたちも見応えがあった。終始一貫して途切れる事のない集中力の凄さに拍手。彼らは舞台全体の輪郭に笑顔で彩を添えていた。
後半のラインダンスではメンバーが勢ぞろい、実に壮観であった。主人公の4人のおじさん達は足も息も程よく上がっていた。劇団代表・石川裕梨(愛称・うり)さんは舞台から客席から皆の顔を見て覚えているらしい。うりいろ劇団9月の次回公演で確かめてみたいとだ。いずれにせよ「夢の国」の「夢の舞台」なのだから。
奇しくも同じ時期、3月22日には戸田市議会再選挙が施行された。公職選挙法・買収の罪を犯した市議が失職したことによるもの。一つの議席を3名で争ったが「清く正しく」を掲げた宝塚出身(81期生・雪組 娘役)のやまや佳代さんが次点とダブルスコアで圧勝した。あらためて宝塚パワー、埼玉で今一度、花開く。弥生三月桜花爛漫。
葉桜こい