斬新で繊細 さおり織、裂き織に会いにいきませんか? 織り工房「英」(川越 石原町)
6メートルの反物を一週間で織りあげる溝井英貴さん。糸のセレクトは天性のカンで。その「芸術性」「創造性」には感動だ。その美術の才能を見いだしたのはご両親、溝井敏幸さん啓子さん。自らの衝動のまま表現した芸術は「生の芸術」(アールブリュット)とよばれ、今注目をあびている。
「英貴はきっちり織り上げる。その織りはバックなどに適していると思う。今後は長い間愛用してもらうために、皮とのコラボレーションも考えています」と父敏幸さん。
一階は当サイト既報「カナデイアンバー・レストラン メープルリーフ」。
二階への階段を進むと工房が。
工房には英貴さん、敏幸さんの織り機が並ぶ。敏幸さんは裂き織り。着物を裂き糸にしたものを織り上げていく。リサイクルそのものであり、唯一無二、世界でたった一つ、究極のオリジナル。
この秋冬流行のポンチョなどが15000円前後から。軽いし暖かいし、柔らかい。
純真無垢な気持ちで無心に織り上げる英貴さん。その独特な感性は不可能を可能にするパワーと限りないやさしさをも産み出していく。
伊勢谷珠子
■カナデイアンバー・レストラン メープルリーフ>>URLはこちら