スーパームーンに秩父夜祭

12月3日 通常の満月の130%増しのスーパームーンが輝いた。この日は秩父夜祭。昼過ぎから西武秩父駅はお祭り見物の人々で大混乱。青空に絢爛豪華な山車が映える。

夕闇から東の空に大きな満月がかかる。秩父夜祭にスーパームーンとは!!武甲正宗、秩父錦、源作ワインにイチローズモルト。秩父の人の人情とうまい酒と山車に月。なんとも贅沢な夜だった。

(写真 読者提供)

 

 

 

 




ウイスキー万歳!イチローズモルトが世界最高賞

秩父産のイチローズモルトがイギリスのウイスキー品評会で世界最高賞を受賞した。「ワールドウイスキーアワード2017」「シングルカスクシングルモルトウイスキー部門」での受賞だ。

イギリスでの世界最高賞となると世界一となる。

ウイスキー好きならば、なおかつ埼玉県民で秩父に何らかの縁を持つものとしては「万歳!」なのだ。

ウイスキー党として、初めて口にしたのはサントリーオールド。それからオールドパー、バランタインなどスコッチへ。バーボンにも手を伸ばしたがここ数年はシングルモルトが優先だった。特にイチローズモルトを知ってからは「ここ一番の酒」はイチローズモルトとなった。入手困難なことも魅力の一つでもあった。「今日はイチローズモルトがありますよ」という店の主人の声には本当に反応し、予定の酒量を大きく上回ってしまうこともあった。

恋人のように想う「イチローズモルト」のこのたびの受賞はなんともうれしい限りだ。

秩父は酒蔵のあるまちであり、山紫水明の自然と、そこに生きる秩父人のプライドは埼玉の誇りの一つだ。「イチローズモルト」の受賞は数年前からその生地が育まれており、秩父の街おこしをはじめ起爆剤となっていた。そして昨年のユネスコ世界無形文化遺産登録に「秩父夜祭」が登録、そして今回の「イチローズモルト」の世界一。秩父が産んだ「イチローズモルト」の快進撃は埼玉県に息づく食文化をはじめとするさまざまな文化の可能性を広げた。

「秩父の人間は、酒好き、祭好き。ドツボ、ドストライク。西武秩父ー横浜中華街間直通列車運行開始、西武秩父駅前温浴施設オープン。レストラン列車の根強い人気。熱いところにはなぜか熱い連鎖が。御旅所の団子坂を笠鉾、屋台を曳き手が引き上げるエネルギーと相通じるかもね」というのは秩父谷の住民の声。

 

 




おめでとうユネスコ無形遺産登録勧告  川越、秩父

ユネスコ無形文化遺産に日本の「山、鉾、屋台行事」が登録がふさわしいと勧告された。国内33件一括登録で、埼玉県の「川越氷川祭の山車行事」「秩父祭の屋台行事と神楽」も含まれる。

川越氷川祭の山車行事が国指定の無形文化財への登録に元厚生労働副大臣の中野清代議士が奮闘したことなど当サイト8月の記事でもふれたが、今回の慶事もたくさんの人の努力のたまものだ。

これにより、今年の川越まつりは98万の人出だったが、今後ますますの観光客が訪れることは必至で、ハード、ソフト面のさらなる整備も急務でもある。

また秩父夜祭は来月の12月3日。絢爛な山車がより鮮やかに、冬の夜空の花火もより華やかに秩父の夜を彩るに違いない。