風にも負けない美しい「アンネのバラ」

テレジンを語り継ぐ会が、川越市役所玄関西側に「アンネのバラ」を植樹した。

早くもアンネのバラは花を咲かせ、ここ数日の強い風にも耐えている姿はまさに「アンネ」そのもの。

 

アンネフランクはユダヤ人。第二次世界大戦中に「ユダヤ人」というだけで家を追われ猛烈な差別をうけた。その時の日々を記した「アンネの日記」はユダヤ人差別を知る貴重な資料でもある。

アンネは15歳で亡くなってしまうが、アンネの父によって日本にもちこまれたバラは各地で花を咲かせている。

テレジンを語り継ぐ会はアンネと同じように、差別を受け、いのちを落としたこどもたちのことを一人でも多くの人に知ってもらおうという団体。

東京2020オリンピック・パラリンピックを記念して建立されたモニュメント脇に今年は、ひっそりと咲く「アンネのバラ」。5年10年先にどんな姿をみせてくれるか、今から楽しみだ。




川越市役所の耐震化

熊本・大分の大地震。阪神大震災、新潟中越地震、東日本大震災と風化させてはならない甚大な被害。今回は九州で起こってしまった。宇土市役所の被害を見て、災害時の拠点基地となる市役所が倒壊するとは!と心を痛めた。

NHKのニュースでは全国の自治体の25%の建物が耐震化に問題ありと伝えていた。

わがまち川越。市役所の窓には星形の補強がされている。いつおきてもおかしくない南海トラフ地震の情報もある。

備えあれば憂いなし。日頃から地震、災害、防災、減災について考えるべきであるし、また今回の熊本地震に対しても心をしっかりと寄せていきたい。

伊勢谷 珠子