感動の夏 東京2020もまもなく閉幕

コロナで疲弊した心を勇気づけてくれた数多くのアスリートたち。東京2020オリンピックは8日閉幕だ。

コロナ禍の中、聖火も輝く笑顔をとともに日本中運ばれていった。

川越市では市役所に1964年当時の聖火トーチが展示されていた。現在は市博物館で開催されている「発智庄平と霞ヶ関カンツリー俱楽部」特別展でそのトーチを見ることができる。

東京2020ゴルフ競技では霞ヶ関カンツリー俱楽部を上空から俯瞰する映像が何度も流れ、その広大な敷地に目を見張る。この敷地を寄贈したのが渋沢栄一翁とも親交のあった発智庄平氏。

東京2020の余韻にひたりながら、コロナウイルス感染対策を十分にして川越市博物館での時を楽しむのもいい。




クリよりうまい「川越のいも」

25日(日)まで川越市博物館では「川越とさつまいも」企画展が開催されている。

江戸時代、江戸から13里離れていたことから「クリ(9里)よりうまい13里」とその味は大人気。川越から新河岸川の舟運で運ばれた「川越いも」は江戸の台所をも支えた。

13里にちなんで、10月13日には毎年川越市菅原町の妙善寺では「いも供養」が行われる。(タイトル写真)。

川越の農地土壌は豊かだ。関東ローム層に加えて、先人たちから受け継がれた「武蔵野の落ち葉たい肥農法」(平成29年3月に日本農業遺産に認定)で、おいしいさつまいもをはじめ、おいしい農作物が生産されてきた。

紅アズマ、紅赤はポピュラーであるが、べにはるか、シルクスイート、ひめあやかなど新種も人気が高い。

この11月市内の学校給食では「川越いも研究会」がしっかりと育てた紅赤が提供されている。

いもシーズンの時期、川越市博物館へでかけ、「いも」を学んでみるのも一興だ。




まだまだチャンスあり 市立博物館など無料公開 川越

「川越氷川祭の山車行事」がユネスコ無形文化財登録決定を祝し、17日には幸町、志多町、宮下町、野田五町の5台の山車が蔵造りのまちなみを曳行。ユネスコ景気は川越に活力を与えている。

24日までは川越市美術館が無料公開。28日まで川越市立博物館、川越城本丸御殿、旧山崎別邸が無料公開される。

川越まつりの幕引きとともに川越はお正月準備にはいる。しかし、今回の特別曳行は冬場の曳行で、中には風邪をひいてしまった曳き手もいる。10月中旬と12月中旬では底冷えが違う。しかし、粋な曳き手は寒さにも耐えて祭装束を整えたのだ。粋とは風邪も肺炎もおそれてはならないのだ。