第一号は市内4つのロータリークラブ 川越市みんなで支える観光基金

川越市が創設した「川越市みんなで支える観光基金」に対しての第1号寄付は市内の4つのロータリークラブからだった。

川越市内では、四つのロータリークラブ(川越ロータリークラブ 川越小江戸ロータリークラブ 川越西ロータリークラブ 川越中央ロータリークラブ)がそれぞれ活動をしている。ロータリークラブはアメリカシカゴ発祥の国際奉仕団体でその歴史は110年。日本の東京ロータリークラブが95年、川越ロータリークラブが64年と長い歴史を持つ。2012年度から市内の四つのクラブで共同で社会奉仕事業活動を行い、その成果はあらゆる場面で市民生活に生かされている。川越市に対して「何ができるか」。川越市側は「何を求めているのか」。四つのクラブと行政側での話し合いが常にもたれていることが事業継続の秘訣かもしれない。

事業は短期事業、継続事業と分かれており、「夏の打ち水風情」「市内中学生海外研修支援」「アマチュアミュージックフェステイバル支援」「小江戸川越マラソンサポート」など継続事業の主だったもの。

「川越市みんなで支える観光基金」については「人口35万人突破。人口増加の川越市。さらに観光客も増え、観光の川越としても定着してきた。今後は川越観光の目的の幅をひろげてほしい。それには工夫と新しい魅力発信の必要性がある」と大原健治世話人代表(川越西ロータリークラブ)や三上泰弘世話人代表(川越小江戸ロータリークラブ)が話し、それに対して川合市長が「ひろく観光のために基金を有効活用していく。まずは菓子屋横丁消火栓の整備を。2度とあってはならないが、初期消火に対応できる整備をすすめていきたい」と応じていた。

川合善明市長も弁護士時代川越中央ロータリークラブ会長をつとめたこともあり(現在は名誉会員)「奉仕の心」を通じて市民の輪がひろがっていくことは行政・市民のパートナーシップの政治には有益である。

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