山根りゅうじ氏出馬とりやめ 川越市長選挙

川越をガラッと変えるというスローガンのもと政治活動を展開し、来年1月15日告示の川越市長選挙に準備をすすめていた元参議院議員 外務副大臣の山根隆治氏が健康上の理由により出馬を断念した。

8万件、9万件と一軒一軒足で歩き、自分の主張を述べてきた山根氏だ、無念であろう。

これにより川合よしあき現職市長が唯一の候補であるが、共産党の動きもあり、また現職県議渋谷實氏の去就も注目されている。しかし、自民党埼玉県連から現職の川合よしあき氏は推薦されている。渋谷氏は自民党川越支部の支部長、自ら推薦を出す立場で、対抗するということは党紀に触れる可能性もある。離党、出馬なのか、今川越は前哨戦まっただなかだ。

あわせて欠員の生じた川越市議会補欠選挙。いちはやく親子行脚で市内を歩く栗原みつはる氏。栗原みつはる氏は長い間市自治連合会の会長を務める栗原博司氏の子息だ。その他共産党など3~4名の動きも。立候補者数46名という選ぶこと自体が難しい本選挙と違い、候補者を選ぶ基準が明白でこちらも注目したい。中核都市35万都市川越。風格のあるまちづくりのリーダー・市長と一翼を担う議員の選挙だ。賢く選んでいきたいものだ。

伊勢谷 珠子




1800人を超える市民が激励 川合市長市政報告

川合市長市政報告大会が20日午後7時からウエスタ川越大ホールで行われた。

来賓は上田知事、山口泰明自民党組織運動本部長(埼玉10区選出代議士)地元の小宮山泰子代議士、神山佐市代議士、参議院からは参議院自民党幹事長代行関口昌一氏、古川俊治氏、公明党埼玉県本部代表・西田実仁が出席した。県議会からは福永信之氏(公明党埼玉県本部副代表)、中野英幸氏(自民党)。市議団は党派を超えた26名。応援する団体を代表して41名の代表が壇上に並んだ。 「正義」「緻密」「愚直」など川合よしあき氏を評する言葉が並び、川合市長も3選に向けて固く、熱い決意を述べた。 1800名分の準備された資料はなくなり、席に座れずあふれた人々でホワイエもいっぱいとなった。

山口たいめい代議士が「35万人都市、この会場には1800名。人口比を考えると油断はできないのだ!」と檄を飛ばした挨拶となったが、まさにその通り。小池都知事誕生、トランプアメリカ大統領誕生、その時々の「ムーブメント」があるかないかで選挙の勝敗が決まる風潮があるということを考え、まだまだ混沌とした市長選挙であることは否めない。 img_3704




自民党埼玉県連 現職川合善明市長に推薦

来年1月15日告示22日投票の中核都市川越市の市長選挙。

11月10日、自民党埼玉県連は現職川合善明市長を推薦することを全会一致で決めた。この推薦は、渋谷實県議会議員(自民党川越支部長)、中野英幸県議会議員、川越市自民党市議団が一丸となって推薦申請をしたもの。13日夕行われた選挙対策会議では中野英幸県議会議員が、川越市選出県議三名(渋谷、福永、中野)が揃って市長を応援すると挨拶した。またこの会議では川越市議会35名中28名が支援する旨も発表された。

対抗馬としては、市議、県議、参議院議員、元外務副大臣、山根隆治氏(山根史子県議の実父)が活動のスタートを切っている。選挙通であり、演説力もあり、すでに各地区に足を運んでおり、今回の戦いは激戦必至だ。

数日前より、女性の声でアンケートと称し、約10個の設問で、電話がかかっている。その中で来年の市長選挙、川合市長、山根元参議院議員どちらを投票ますか?という質問もあったという。

報道機関を名乗るアンケートと称する市場リサーチは昔ながらの選挙戦略だ。どちらの陣営かは確定できないものの、受けた市民も少し顔を曇らせる「感じのいいものではない」と。

選挙は孫氏の兵法「正々の旗堂々の陣」を張って、臨むのが正攻法と思うがどうか。