「東北だったから良かった」今村大臣失言で辞任。

昨夜の今村復興大臣の発言は本当にあきれた。先般の記者に対する暴言に続いて。あまりに反省の色がないことや、言葉の選び方など、大臣としての資質云々よりも、政治家として、人間としてどうかと思う。

先だっては中川政務官のスキャンダルが飛び出た。政務官と言えば宮崎政務官の不倫騒動、務台政務官のおんぶなどこちらも資質を疑う残念な辞任があった。

大臣クラスでも山本地方創生大臣の「学芸員はがん」という心ない言葉は、日本の文化を追求する学芸員、またがんと闘う患者さんたちにまでが嫌な気持ちになった。金田法務大臣のスキル、稲田防衛大臣のエキセントリックぶりなど、安倍一強の弊害が大臣のゆるみを生んでいるのか。これでは有権者の政治離れに拍車がかかってしまう。

「政治家にとって言葉は命」は大事なことだ。年齢にかかわらず政治家の言葉選びは大切。配慮がすべて。ここでこれを言ったら?という思考回路を研ぎ澄ませなければならない。バッジをつけていい気になる、重要ポストについてさらに増長する。そんなことはあってはならない。マチを想い地域を想い、県を想い、国を想う。誠心誠意、政治への情熱をもって働く議員が一人でも多くなることを祈る。