草の根友好の見本 西入間青年会議所

この度、公益社団法人 西入間青年会議所(笠間曹一郎理事長)と新潟の一般社団法人 雪国青年会議所は、友好青年会議所締結の運びとなった。

青年会議所は40才までの男女がまちづくりのために議論を展開したり、奉仕の輪をひろげる活動を行う団体。
略称JCと呼ばれ、そこでの活動をもとに、政治家への道を目指す人もいる。
大変はきはきと、自分の主張を述べるトレーニングを積める場所でもある。
各地区にLOM(青年会議所)が存在している。日本青年会議所の会頭として有名なのは麻生太郎副総理。ロータリークラブやライオンズ同様、JCという言葉で瞬時に距離が近くなる特性もある。

今回の友好青年会議所締結には歴史もある。
2009年にさかのぼる。当時の西入間JCの内田達浩理事長が取り組んだ事業が「災害に強いまちづくり」。
その年度、新潟中越地震の復興に活躍した新潟ブロック協議会会長、雪国JCの理事長の目黒哲也氏との出会いがあった。

その後、二つのLOMは南魚沼雪国まつり、坂戸よさこいと相互交流を深めた。
奇しくも今年、35周年という区切りを両LOM(青年会議所)が迎えることもあり
お互いが相乗効果を得て、地域の経済、文化、教育の発展に繋げていこうということから友好青年会議所締結の運びとなった。

年齢が40才までという限定がある中、七年という星霜をへて、このような
草の根交流が進化することは、慶事でもある。

自分さえよければいいという利己主義がつい、顔を出してしまいがちな風潮のなかで、
お互いの文化や価値観を高め、意識や感性を広め、多角的な視野を広げていくという姿は、清々しい。

ともに地域が発展していこうという若手経営者の歩みに
日本の未来は明るい!と感じた。
伊勢谷 珠子

 

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