渋谷實県議が無所属で川越市長選挙に出馬

1月15日告示の川越市長選挙。3選をめざす川合よしあき市長に対抗して元外務副大臣の山根りゅうじ氏が出馬準備をしていたが、がん闘病のため不出馬になった。そこで、七日に会見をした渋谷實県議。自民党埼玉県連では現職川合市長に推薦が出ているが自民党川越支部長である渋谷氏の出馬は大きな波紋を投げかけている。

10日には市長選挙立候補者説明会と同日に行われる川越市議会議員の補欠選挙説明会が行われた。

市長選説明会には、川合陣営、渋谷陣営、共産党陣営が出席。

夏の参議院選挙で「伊藤岳」候補が相当数の得票をあげた川越市。今回の選挙でも台風の目になるか。

市議補選説明会には5陣営が出席した。市議補選は1議席を争うもので激戦の様相となった。統一地方選挙まであと二年あまりではあるが、「まちのために」「今こそ」と立ち上がる候補者たち。自分の主義主張「何をまちのため、市民のためにやりたいのか」その広報には注目したい。

川越は埼玉県ではじめて市となった歴史と伝統のまち。誇れる市政、まちづくり、そしてまちの顔である「リーダー・市長」「誠実な議会運営をすすめる議員の一人」を選ぶ選挙だ。

忘年会にクリスマス、そして新しい年、初日の出に初もうで、初大師。年末年始をはさんだ選挙戦。「清々しい政治」を選ぶ賢い有権者にならなければならない。




強い公明、共産。新座市議選でも。

14日投開票の新座市議選。トップは予想通り、市長選挙にも出馬経験のある平松氏、38才。そして2位が公明、三位共産、四位公明、五位共産、六位公明、七位公明と、地方選挙に強い公明、共産の典型的な結果だった。昨年の川越市議選のトップも共産党だ。

また注目すべきは、四年前、二名の議員を送り出したみんなの党。
二名で2500を超える票を集めた四年後は二人合算でも当選ラインにもならない825票だ。

本来、地方政治は政党色よりも、個人的な魅力も含めた「選ぶ基準」も加味されて、有権者は投票する。「あの人、公明党なんだけど、地域のために本当によくやってくれるから、応援してるの」という声(公明党を共産党に置き換えてもいい)をよくきく。

また、新座市議選、前回落選した二名が今回、返り咲き、初当選した。
一名は600台からダブルスコアの1200票突破。一名は四年前65才初出馬989票から今回、69才1407票を集めての初当選だ。

この四年間の努力の結果そのものだ。

国では、若い議員の失言、軽率な行動など眉をひそめる事象がある。
政治の世界、「若いから」という議員に対する期待も全否定はできないが
社会経験を積み、一種の専門的知識を兼ね備えた人がまちづくりに参画することは市民にとって有益と思う。新座でも30代40代の新人が落選。

そして、朝霞で当選した「NHKから国民を守る党」というNHK受信料不払い運動を軸とする奇妙な政党の候補者、新座では落選した。

四月には志木と坂戸の市議選。注視していきたい。
伊勢谷 珠子