ウイスキー万歳!イチローズモルトが世界最高賞

秩父産のイチローズモルトがイギリスのウイスキー品評会で世界最高賞を受賞した。「ワールドウイスキーアワード2017」「シングルカスクシングルモルトウイスキー部門」での受賞だ。

イギリスでの世界最高賞となると世界一となる。

ウイスキー好きならば、なおかつ埼玉県民で秩父に何らかの縁を持つものとしては「万歳!」なのだ。

ウイスキー党として、初めて口にしたのはサントリーオールド。それからオールドパー、バランタインなどスコッチへ。バーボンにも手を伸ばしたがここ数年はシングルモルトが優先だった。特にイチローズモルトを知ってからは「ここ一番の酒」はイチローズモルトとなった。入手困難なことも魅力の一つでもあった。「今日はイチローズモルトがありますよ」という店の主人の声には本当に反応し、予定の酒量を大きく上回ってしまうこともあった。

恋人のように想う「イチローズモルト」のこのたびの受賞はなんともうれしい限りだ。

秩父は酒蔵のあるまちであり、山紫水明の自然と、そこに生きる秩父人のプライドは埼玉の誇りの一つだ。「イチローズモルト」の受賞は数年前からその生地が育まれており、秩父の街おこしをはじめ起爆剤となっていた。そして昨年のユネスコ世界無形文化遺産登録に「秩父夜祭」が登録、そして今回の「イチローズモルト」の世界一。秩父が産んだ「イチローズモルト」の快進撃は埼玉県に息づく食文化をはじめとするさまざまな文化の可能性を広げた。

「秩父の人間は、酒好き、祭好き。ドツボ、ドストライク。西武秩父ー横浜中華街間直通列車運行開始、西武秩父駅前温浴施設オープン。レストラン列車の根強い人気。熱いところにはなぜか熱い連鎖が。御旅所の団子坂を笠鉾、屋台を曳き手が引き上げるエネルギーと相通じるかもね」というのは秩父谷の住民の声。