第4弾 ネコノミクス そで猫

にゃんこちゃんの勢いがとまらない。巷ではペットの数がワンコをニャンコが凌駕したという。

俳句では「かまど猫」が冬の季語だ。

「もめごとに何もかも知っておるなりかまど猫」富安風生の句。台所にかまどが存在した時代、猫は火が落ちたかまどで暖をとっていた。

その通り。猫はなんでも知っていて、時にはしらんぷり、時にはなぐさめてくれる。うれしい時は一緒に笑ってもくれる。(猫が笑うとは!という方もおられるが、我が家の猫はうれしい時歯をみせてくれるのだ)。

そして、今年のネコノミクス終盤から「そで猫」がブームに。ニャンコは空間にもぐることが好き。箱、紙袋、そしてお洋服。飼い主さんの匂いがついたお洋服にもぐりお袖から顔を・・・。写真は我が家の「june」。

広栄町国道16号付近で六月に心優しい姉妹に保護された子です。だから「june」。見事コートの袖から「そで猫」やってくれました。「うとうとするかまど猫ならぬそで猫」。

「壁どん」「顎くい」「袖クル」といった言葉もありましたが・・(覚えていますか)「そで猫」に励まされ、新年にむけて多忙な日々をクリアしていきます。

伊勢谷珠子