前橋ショックによる選挙の基本

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群馬県は、福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三、福田康夫氏、と4名の総理大臣を生み出した、保守王国。その群馬県の県都前橋(画像は群馬県庁)注目の市長選は現職、新人の一騎打ちを弁護士で元県議、新人の小川晶氏が圧勝し、初の女性市長誕生となった。

現職山本氏は、自民公明推薦、保守一枚岩と盤石の構えであったが、市民党を標榜し、市民によりそう、政治刷新を掲げた小川氏のパワーがその岩盤を砕いた。現職の敗因は、政治とカネの問題が噴出している自民党、その逆風だけではなかった。小川さんの運動員のエネルギーが凄まじかった。「十人以上から小川さんを市長にしましょう、投票よろしく、と連絡あり。ずっと山本さん、応援してきたけど、電話一本ハガキ一枚来なかった。」というのは保守支持の市民の声。その人は続けた「山本さん、SNSでも、小川さんへのネガティブな発言ばかり。ちょっとカッコ悪かった。」まさに「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」選挙の神様は厳しい。