風雲急の永田町。解散風が止まらない。

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国会開会中。安倍総理の所信表明の最中、自衛隊をたたえる拍手はスタンデイングオベーションとなり、物議を醸しだした。しかし、安倍総理の執念というべき活発な外交政策は効果的であり、これで国内の経済状況の真の好転があればまさに安倍政権、向かうところ敵なし、だ。

12月15日、ロシアプーチン大統領との会談は長州会談と位置づけ、北方領土問題に新たな時代の扉が開く予感を感じる。

直近の解散総選挙からこの12月で二年、折り返しとなる。先日1月末から2月に行われている自民党大会が来年は3月5日に、と報道があった。

公明党の山口代表はじめ、自民党の閣僚などが「いつ解散となってもおかしくない、常在戦場」と口々に言い出し始めた。

「解散」「解散」と話がでると「解散しない」という向きもあることも承知している。

しかし、こう推測もできる。来年夏は都議選。都議選とからむ解散はない。すると、来年秋以降の解散もアリだが・・・12月にプーチンとの会談成功、1月冒頭解散、2月中旬投票。信を問うのは「憲法改正」か?解散には大義が必要だが、実際大義というよりも、民進党がきちんと固まる前に自民党は解散したいところ。解散総選挙で自民党が大勝した場合、安倍総理の総裁任期延長もあるだろう、すると2020東京五輪の首相は任期中の安倍総理。スーパーマリオに扮した安倍マリオが「東京で会いましょう」と言ったことの実現となる。

解散風のとまらない永田町。センセイたちも走りだした。人心掌握。選挙がある、その時に動いたのでは人の心をつかむことはできない。「国を想い、地域のために尽くす。このセンセイは何をやってくれたのか。このセンセイは何をやってくれるのか。」有権者は冷静に見ている。