避暑地ナンバーワンに 奥日光

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2017夏 多雨で夏空が姿を見せない夏が逝こうとしている。

暑さを避ける「避暑地」といえば「軽井沢」という時代が変わりつつあるという。

旅行雑誌「るるぶ」の発表によると「避暑地の人気」1位は奥日光、2位が奥入瀬(青森)3位が草津、4位那須高原、5位が軽井沢。

今年日光に出向いたが、奥日光の涼しさは軽井沢とはまったく違っていた。空も高く、緑、小鳥のさえずり、時が過ぎるのがゆっくりしていて、いつまでも滞在したいと思った。40年以上前はずいぶんと家族で軽井沢にでかけ、「すずしい」と喜び、別荘族の人たちのふるまいに羨望のまなざしをそそいだものだ。青春時代、テニスやゴルフで軽井沢に出かけたが、草津のほうがプレーしやすいと軽井沢は買い物、食事に限定した。友人たちと軽井沢銀座で買い物をしながら、「熱いよね、避暑地でないよね」と言っていたことを思い出す。

今回の「奥日光」1位はなるほどうなずけるのだ。と同時に、「軽井沢」はゴルフ、テニス、ショッピング浅間山、鬼押し出し、と多様な観光があるかもしれないが。奥行きがないともいわれる。観光地人気に甘んじて地元の努力が希薄なのか?

川越の人気も地元住民、行政の努力なくして、持続することは難しい。川越を観光都市として奥行きを持たせるために何が必要か、今こそ考えていかなければならない。