Jリーグチェアマン 村井満氏がこのほどウエスタ川越で 「地域にプロスポーツがあること」(豊かなスポーツ文化の発展を目指して)をテーマに講演した。
主催は早稲田大学川越稲門会、西部浦高会。村井氏は川越市出身。「尚文昌武」の理念の県立浦和高校に進んだ。勉強もイベントも部活動もがんばる浦和高生そのものにサッカー部に所属。ゴールキーパーを務めた。早稲田大学法学部で学び、リクルートへ。人事担当部長もつとめた。「人」と「組織」のツボを熟知している。「努力が報われるのではなく、人が努力したことが報われる」が村井氏の持論。企業経営で培った手腕でJリーグを力強く牽引していくことは間違いない。村井氏の90分間の熱弁は地元霞ヶ関地区から、浦和高校OB,早稲田大学OB、サッカー関係者そして、往復はがきで申し込んだ市民に大きな感動を与えた。
西部浦高会は現在約600名、早稲田大学稲門会は現在250名以上が在籍している。縦のラインはあらゆるネットワークを生み出し、「同窓」は人と人との距離をぐっと縮める力をもっている。
主催者側は「村井氏のまさに凱旋講演。サッカーが大好きな村井さんがこのことによって、同窓の絆が深まることはうれしいこと。時代を担う人材がこのあとに続くことを願っている。この講演会は、OBがいろんな角度で手伝い、練り上げ、企画、実行した。この縦と横の糸の織り成す成果も貴重だった。」と手放しで喜んでいた。
なお、このあと 9月10日 公益財団法人 日本体育協会に主催による「Jリーグ百年構想と総合型地域スポーツクラブ」をテーマに村井氏の講演会が開催される。浦和駅東口コムナーレ9階。入場無料。