鶴ヶ島の15歳 文部科学大臣表彰を受賞。伊藤園 新俳句大賞だ。
186万作品の中から射止めたということもすごい。作者の吉村英竜さん。この春鶴ヶ島南中を卒業したばかり。名前の字面からみても、鶴ヶ島「脚折雨乞 龍蛇様」に相通じるところもあり、鶴ヶ島市の公共イメージがさらにアップだ。
作品の「ただいまの静かに響く金魚鉢」本当に見事な余韻だ。
以前 俳人金子兜太氏(現代俳句協会会長)の実弟、故金子千侍先生(医師・秩父音頭家元)から直接俳句の指導を受けた。俳句は季語をいれることはもちろん、その句から情景が手に取るように再現でき、その句をするめいかのように何度も何度もかみしめたく思う「余韻」が命と金子先生はおっしゃっていた。
また、今回の受賞を手離しで喜び、facebookで発信しているのが藤縄鶴ヶ島市長。藤縄市長のアンテナの高さは定評があるが、時流にのった効果的なSNSの使い方だ。
伊藤園「おーいお茶」525ミリのペットボトル。吉村さんが詠んだ「ただいまの静かに響く金魚鉢」に出会う確率は難しいが、ぜひ手にとってその余韻を愉しんでほしい。