彩の国のネーミングはダサイタマを変えました 14日は県民の日

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14日は埼玉県民の日。13日には第二回さいたま国際マラソンが開催されて、「埼玉ウイーク」ともいえる。

さいたま国際マラソンで抜群の人気は吉田香織選手。坂戸市出身川越女子高卒業。中学高校と平日の朝夕に休みの日でも坂戸の高麗川沿いに練習する姿が坂戸市民には知られていて、「香織ちゃん」のマラソンの活躍は市民の希望でもあった。昨年の同大会では堂々の日本人1位。今年の夏の北海道マラソンでは優勝。今回も大きな期待を背負っての出場となった。市民ランナーと吉田選手がスライドする場面では、拍手で、ガッツポーズで、声援でパワーを送ったことは、さすが地元「吉田選手」の存在感ならでは。

結果として、日本人二位という結果となったが、風に向かって走る吉田選手の雄姿は人々の心に響いた。

さいたま国際マラソンではさいたまアリーナ、大宮氷川神社参道、埼玉スタジアム2002、中山道、県民にとってなじみのある風景が映像に流れる。吉田香織選手が奥武蔵グリーンラインで山道、アップダウンに対応できる練習をしたとアナウンサーが伝えた。奥武蔵グリーンラインは埼玉県の毛呂山から飯能、横瀬を通って秩父へ、外秩父の尾根を走る林道。懐かしい場所だ。遠足、ドライブ、はるかに見える東京の灯り、素晴らしいロケーションは飯能市民にとって誇りの場所。吉田選手とさいたま国際マラソンによって記憶が呼び起こされて懐かしかった。

アナウンサーはさらに「埼玉県の語源はさきみたま。幸福を民に与える」と続ける。

首都圏に近過ぎることもあって、「埼玉はダサイタマ」とよばれた時もあった。しかし、その後、故土屋義彦知事が「彩り豊かな多様性こそ、郷土に即した理想の姿」と「彩の国」と名付けてから「ダサイタマ」というイメージは変わった。

さいたま国際マラソンをTV観戦しながら、時の流れと埼玉に生まれ育ったことを誇りに感じた。