川越から能登へ~きもちを届けよう

image_pdfimage_print

川越・三番町ギャラリー(川越市南通町14-3-101)ではただいま「とどけるきもち展」が開催されている。企画は川越で「アートのまちづくり」を標ぼうし活動するNPO法人アルクテルブ。

輪島の「うつわいち」。一階部分が能登震災でつぶれてしまった。そのがれきの中から拾いだされた作品が「とどけるきもち展」で展示販売されている。輪島塗は重要無形文化財。多くの職人、職場が被災され、この輪島塗という文化の危機的状況を思い、この企画を即実行されたことはすばらしいこと。

また、御家族の作品を探しもとめられ、涙を流された方のエピソードにも胸がつまる。

輪島との連携、都内の輪島塗文化を発信する団体の協力、県内蓮田で作家活動する加藤那美子さん(輪島で漆を学び、工房で働いた経験)も先頭にたつ。連日大盛況で、日本人のやさしさがあふれている。

ギャラリーオーナーの草野律子さんは「1日にはじまりましたが、どんどん売れていきます。売り上げは輪島の職人さんたちにすべて送ります。輪島塗文化の灯を消してはならないという思いでいっぱいです。10日18時まで開催しています。どうぞご覧ください」と。

川越市長川合善明氏も奥様と来場されたという。