ガードレール整備というとガードレールのない道にガードレールを設置したというのが一般的。しかしながらそれではニュース性はない。 今回の話は氷川神社前のガードレールの話。整備されたガードレールだが、だいぶ道路のほうに膨らんでいた。日に日に増える観光客、なかでも氷川神社は夏の八坂祭に夏越大祓、縁結び風鈴、秋の川越氷川祭の山車行事、そして季節を問わずに良縁を求めるパワースポットとして多くの人がお参りをする、その増加は著しいもの。整備した県は数の多い歩行者を考えての道路へ膨らみだったかもしれない。 しかし、地域の自治会、住民からは道路に膨らみすぎてかえって、子供たちの通学道路として危険、バス乗客の乗降に支障がある、また、川越氷川祭の山車行事の「山車曳行」にガードレールがふれてしまうのではないかなどの問題点があげられていた。 地域有志は地元選出の中野英幸県議に相談。できれば「国指定重要無形民俗文化財・川越氷川祭の山車行事」前にガードレールの付け替えをしてほしいと陳情。このたびその陳情が実り、ガードレールの膨らみは改善された。写真手間のグレーの〇が元の位置。住民の立場で、子供たちの目線で、文化の継承のために何が一番最善か?こういう「気づきの目線」がまちのパワーとなる。地域有志の人々の感性には頭がさがる。