川越は都市計画が優れたまち。令和5年度川越都市景観シンポジウムが開催され、まちに創造性をもたらす仕組みづくりや令和6年春に開設する川越市文化創造インキュベーション施設についてのトークセッションが行われた。
講師は川越市文化創造インキュベーション施設のデイレクターをつとめる永田宏和様。「これからは地域活性化ではなく地域豊饒化の時代。その土地に種を贈る刺激を与える風の人。その土地に寄り添う中間支援的立場で種に水をやる水の人。その土地に根を張る、土が枯れてしまうと芽がでなくなってしまうので、土地を耕す立場の土の人、この人々とその土地で芽を出す種が一体となって地域が豊饒化する」と持論を展開した。
トークセッションは一般社団法人DMO川越で地域住民と来訪者の共存を目指して、活動されている中野みどり氏をファシリテーターに、川越市文化創造インキュベーション施設・統括デイレクターの西尾京介氏、講演講師の永田宏和氏、そして川越のために精力的に活動されている(株)櫻井印刷所櫻井理恵社長をスピーカーに「あつまる・つながる・かかわる」がはじまる~川越織物市場から文化創造インキュベーション施設へ~をテーマにさまざまな視点から意義あるセッションとなった。
尚、この川越市文化創造インキュベーション施設の愛称募集投票は8月14日まで。「OTTE川越(おってかわごえ)」「コエトコ」「KAWALOOP(かわるーぷ)」の三つから選ぶ。投票資格は市内在住在学在勤者で一人1票。川越市のホームページの投票フォームから投票可能。