川越で働く保険・金融・證券など出先機関の人々に川越の歴史・文化・グルメを知ってもらおうと、年4回程度開催されている小江戸飛雁会。今回の講師は国交省から出向の川越都市計画部 笠嶋七生氏。
「国交省の係員・係長時代は政策パッケージのとりまとめ。課長補佐になり、政策を考えていくポジションとなった。消費者庁出向から昨年夏川越市へ、都市計画部長に就任した。川越市は公園整備の遅れなどがあるが、まちづくりは10年、それ以上のスパンで考えるもの。川越がより輝きを増すためにも、住民主体のまちづくりは必須。川越は蔵造りをまもるために市民がたちあがったまち。地域住民がそのまちの景観形成に参画する事例のさきがけでもある。「市民」が景観形成への意識の向上が強いということ。それらを念頭に、公共の磁力を高めていきたい。人が集まり、企業が集まり、磁力を放つまち川越を作っていきたい」と笠嶋氏。
時代も川越も大きな転換点を迎える今、笠嶋氏の発想は頼もしい。