熟年恋愛に思う

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福山雅治さんが結婚した。日本中から悲鳴があがったとか・・・藤原紀香さんと片岡愛之助さんが熱愛。

紀香さんは「ノリカネスク」という言葉を生んだ女性の鑑というポジション。以前ヘアサロンでは「聖子ちゃんカット」オーダー続出、これは松田聖子さんがスーパーアイドルとして彗星のようにあらわれた70年代後半のこと。次なる美容業界を牽引したのは「紀香さんみたいに」だったと記憶している。とにかく、人の幸せは口元が緩む。「人の不幸は蜜の味」なることを言う人は物悲しい。

周囲でも38歳から48歳の恋愛、結婚などがこのところやたらに多い。昭和の時代に「人は間違った理由で結婚し、正しい理由で離婚する」といいのけた人生の達人がいたが、本当にそうだ。考えてみれば20代そこそこでの婚姻は相手を見つめる行為そのものが優先し、結婚生活を営む上でさまざまな問題が生じてくるのは必定。その点、仕事も人生も様々な場面を切り抜けた30代後半からの恋愛、結婚は「大人同士」うまくいく確立が高くなるかも・・・

「向き合ってくれない」と世の奥様が嘆くことをよく聞く。これに対し人生の白秋を迎えたある人は「向き合うとケンカになるのです。同じ方向を向いて歩いていけるかどうか?それが人生最良のパートナーです」ときっぱり。バツイチ、40代にして再婚したこの方。深い言葉だ。

浅間 潤子