去年7月に盗用疑惑が明るみに。オリンピックの顔でもある「エンブレム」は白紙に。その後応募総数14599点から4点が絞り込まれ、昨日4月25日、「組市松紋」に決定した。作者は野老朝雄(ところあさお)氏。
絞り込まれた4作品については4万人の意見と21名の審査員で選考。そして「多様性と調和」「江戸っ子の粋」「味わい深い市松模様」のシンプルな「藍色で市松模様のアレンジ」の効いたデザインに決定した。
もともと個人的にはこの「藍色」を支持していた。
「地味」「華やかさに欠ける」などという意見もあるが、真夏の季節この「藍色」は涼やかで好印象となると思っていた。わが街川越はゴルフ競技開催地。蔵造りのまちなみにもマッチするに違いない。またこのデザインは他の3点と比べると「日本人だからこそのデザイン、日本人の遺伝子だからこそ生み出されたもの」とも思うのだ。
洗練されたスタイリッシュなデザインと日本の夏を代表する凛とした「藍色」で東京五輪をワクワクさせてくれるだろう。