言葉は命

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都知事選挙中盤。メデイアでも舌戦が紹介されている。
小池ゆり子氏の「病み上がり」との演説中の比喩に??
すると比喩された鳥越氏、「腹立だしい」と応戦。

鳥越氏はガンのサバイバーだ。かつては死病といわれたがんも医学の進歩によって、治る病となった。あまりに進行のはやいガンなど例外もあるが。

ガン宣告、余命半年と言われても病に立ち向かい、現在バリバリ仕事をして
宣告から五年以上たっている人、現在も闘病中だが、調子のいい時には自分の生業に戻っている人、闘病中で仕事はできなくても日々、一日一日をいとおしみ、家族との時間を大切に生き抜いている人。

誰でも、身の回りにガンサバイバーはいるはず。
参議院議員、三原じゅん子氏もサバイバーだ。

小池氏の「病み上がり発言」は鳥越氏いわく「上から目線の弱者切り捨て」と言われても致し方ない。そもそも、選挙遊説、街頭演説中の個人攻撃は聞いていて気分がよくない。個人攻撃ではなく、自分はこう思う、こうする、というものが好感がもてる。さらにその攻撃が、病や身体的なものをターゲットにするとは、上質ではない。

政治家にとって言葉は命だ。イメージ戦略に惑わされてはいけない。
有権者一人、一人と向き合える、情けのわかる人こそ、真のリーダーであるのではないか。