小池百合子の砂の城

失速を見せる「希望の党」。小池百合子氏の過信からの結果か?しかし、戦略家の小池氏だ。策を練っているに違いない。

しかし、小池氏の城は足元がぐらつきはじめた。ここで、都民ファーストの顔ともいうべき音喜多都議と上田都議がそろって都民ファーストから離脱した。音喜多氏は「都民ファーストの代表を小池氏が下りたのは都政に専念するということなのに、ここで国政政党の代表とは!豊洲・築地・オリンピックはどうするんだろう?」と。音喜多氏の意見は全うだ。「異議なし!」と都民は思っているに違いない。

一緒に苦労し、行動をしてきた仲間とうまくできない。これは政治家にとって致命傷。

まさに百合子の城は砂の城。政権交代なんて遠い先。供託金没収となる泡沫候補を生み出すことになるかもしれない希望の党。立候補者数を増やしてどうするつもりか?「選良」とはそんな簡単なものではない。人格、見識、高潔性。兼ね備えていなければならない。




有森の涙

「自分で自分を褒めてあげたい」という名言を残した女子マラソンのメダリスト有森裕子さんがマイクをもって、大きな瞳から涙をこぼしていた。「東京五輪誘致に成功したのに、スポーツのイメージが下がっている。悲しい。」と。

一連の小池都政スタートからの「ボート場」騒動を受けてだ。あの長沼の人たちは今何を思っているのだろう。小池知事の「復興五輪」に定義と長沼ボート場視察。今マスコミは騒いでいない。「海の森」への方向性が出てきたからか。「横浜アリーナ」活用についてはあっけなく横浜市長からのNGで消えた。

今小池知事は自分の「塾」と都議会公明党が自民党と離れたことを武器にマスコミの露出を高めている。

当初から小池知事の「戦法」と感じていたが、「マスコミ受けのいいことをタイミングよく広報する。」小池知事の広報戦略を抜群だ。しかし、それだけでいいのだろうか?まつりごとを進めていくには「真実味」のある着実な手腕が必要ではないか。

アスリートファーストを標ぼうするのだったら、有森が涙を流さない方法を考えるべき。豊洲の問題も同じことだ。働く市場の人の気持ち、築地の老朽化を考えて都民の命、安全、安心を考えるならば「よりよい方向」をきちんと示すべき。

東北には雪がふり、長沼そばの伊豆沼には白鳥が飛来し、根雪が溶けるまで東北人は辛抱強く春を待つ。毎年毎年自然をうけとめ、自分が今できるのは何か?できる何かを考える、草木が芽吹くのを待つ北国の人。小池知事は今後騒がせた長沼の人たちに、どう対処するのか、興味深い。

伊勢谷 珠子