視覚に訴える県政報告 木下たかし県議

坂戸市選出の木下たかし県議の県政報告会が6月18日坂戸文化会館で開催された。

参議院選挙前とあって、会場には関口まさかず参議院議員(秘書)西田まこと参議院議員(公明党)も駆け付けた。

木下たかし県議は、得意とするパソコンを駆使し、坂戸市の現状、県政の現状をつまびらかに説明した。

県政はわかりにくいと言われているが、市と県の役割など、「県政は実は身近」と感じられる報告会であった。

あの日からすでに参議院選挙も終了。埼玉選挙区は自民、公明、民進の3議席となった。参議院選挙は埼玉全県が選挙区になり、市議、県議が集票マシーンのカギを握る。関口氏も23万票伸ばし、西田氏も公明選挙史上最高という得票。ある選挙通から連絡があって「選挙行ってる人の票を奪うのではなく、行っていない人に足を運ばせる、それがこれからの選挙だよ。特に若い子は政策、主張に大変興味を持っている。木下県議の発信力は武器になるね」との評価だった。

次は衆議院解散総選挙という風が吹く。地域に貢献しているか、発信力があるか等々。有権者のアンテナをさびさせてはならない。

 




関口氏トップ当選・24万票伸ばす。大野氏、西田氏当選 

18日間の長くて熱い、参議院選挙戦も終わり、埼玉選挙区は自民、公明、民進が議席を獲得した。

前回の2010年の選挙にくらべると、関口氏(自民)は24万票伸ばし、大野氏(民進)は12万近く、西田氏は5万票近く伸ばした。

しかし、前回、民主党は二名の出馬があり、110万票獲得していたが、それを勘案すると疑問が残るが、三年前は山根隆治氏が369000票しか集票できず落選したことから考えると大野氏は健闘した。

事前新聞報道では関口氏のリードと大野氏、西田氏、伊藤氏(共産)三氏の混戦が伝えられていたが、伊藤氏は及ばなかった。

自民党の大勝により、半年後には衆議院解散総選挙が噂されている。川越市は市長選挙が一月末に。同日選挙になるのか、それとも衆議院が先か。川越市にとっては騒がしい2016年から2017年の冬になりそうだ。そんな冬を想定すると「アリとキリギリス」を思い出し、「夏を制するものが受験を制する」という受験時代をも思い出す。ふるさとを託す首長、衆議院議員の動きに注目だ。




良識の府 参議院へ。22日公示。参議院埼玉選挙区。

第24回参議院選挙が22日公示された。埼玉選挙区は3つの議席に対して主要政党自民、公明、民進、共産の四つの政党が争う形。現職は自民関口氏、公明西田氏、民進大野氏。定数1のところでは民進と共産など野党が統一候補を出しているが埼玉は定数3なのでそれにはあてはまらない。

4期目を目指す関口氏。県議から参議院へ。外務大臣政務官、総務副大臣内閣府副大臣、現在参議院自民党幹事長代行。総務副大臣時代の上司が川口市選出新藤義孝総務大臣。埼玉から地方分権地方創生をはじめていたコンビだ。自民一強の今、この選挙区は自公で2議席ということで、公明の西田氏を自民党が推薦。うまく票のすみわけができるか・・・

3期目を目指す西田氏。共産伊藤氏とデッドヒートという情報。慶応出身。ということで早稲田慶応出身者を中心に支持母体創価学会票以外の票の掘り起こしを展開。また首長選挙、衆議院小選挙区では自公の選挙協力は必須であり、自民党推薦を看板に、自民党員にも浸透を図る。

2期目を目指す大野氏。祖父は川口で名市長。自身も国際奉仕団体ライオンズクラブのトップもつとめたことから民進とはいえ、旧保守票にも食い込む。全国的に民共の選挙協力が進む中、先般のテレビ討論会でも「共産」とは・・というスタンスがかいまみられる。民主党から民進党へ。どう票をとりまとめるのか注目だ。

共産伊藤氏。選挙カーには「安倍暴走政治」という文字が躍る。真っ向からアベノミクスを否定する。地方議員選挙で勢いづく共産党。どこまで票をのばすか。

70年ぶりに選挙法が改正され、18歳19歳の新有権者は全国で240万人。初日の演説会場では制服姿の高校生が熱心にメモを取る姿も。新有権者には「投票に」行ってほしいと思う。自分の目で自分の心で選んだ候補者が当選するのか。当選後はどう活動しているのかをチェックし続けてほしい。

夫婦間の一番の危機は「無関心」といわれる。政治も同じ。「無関心」こそ一番いけない。法治国家日本。きちんとした法律で守られ、日々の平穏な暮らしができるのも、首長、地方議員そして国会議員がいてこそ。政治があってこそだ。二院制の日本。衆議院と参議院で国の方向性が決められていく。メデイアから、街頭演説から、候補者の配布する資料から、選挙公報から、情報を入手し、そして「投票」へ。今日23日からは期日前投票も可能だ。自分の意志を「投票」で表すべきだ。