いざ東京五輪 鶴ヶ島脚折雨乞もビックイベントに

10日のFacebookに藤縄喜朗市長がコメント。「鶴ヶ島の雨乞い行事の成果が。外は驟雨だ。江戸時代に書かれた三郡八景に(雷電通雨)とあり、この辺は通り雨が代表する名物であったようだ。三郡とは高麗郡、入間郡、比企郡のこと」(抜粋)

夕立をあえて驟雨とさらりと表現することや、歴史的な文書を紐解く姿勢が文化にも精通している藤縄市長ならでは。

さて、四年ごとに行われる「鶴ヶ島の雨乞い行事」。今年はアドトラックを活用して広くPR。弊社サイト3月23日付けの記事で「市費を使わずマチを発信 藤縄市長の手腕」と紹介した。8月7日に「脚折雨乞」が執り行われた。厳粛な空気の中、龍蛇様は脚折白髭神社を出発、約二キロの雷電池(かんだちがいけ)をめざして練り歩く。長さ約36メートル重さ約3トンの龍蛇様。250人を超える人々の手によって竹やワラを使って作り上げられた。当日は藤縄市長も先頭で担いだ。担ぎ手は約300人。焼けるアスファルトの熱暑の日だったが、沿道を老若男女の善男善女が埋め尽くし龍蛇様を見守った。

雷電池(かんだちがいけ)。今回のこの行事があるまでらいでんいけと思い込んでいた筆者。かんだちは神立(かんだち)転じて雷、雷雨に通じているらしい。干ばつが起きると村人たちはこの池にあるお社に祈りをささげていた。その後江戸時代には雨乞い行事として定着し「雨降れたんじゃくここにかかれ黒雲」と唱え、池をぐるぐる。昭和の時代に行事が一時中断するも少しづつ復活。国の無形民俗文化財に指定もされている。当日は坂戸市から訪れた人は「うわさには聞いていた。実物の龍蛇様に圧倒された。伝統のものには力強さがある。」と。また鶴ヶ島市内のアクテイブシニアは「次は東京オリンピックの年だ。元気に暮らして、またこの行事を見なきゃ」と暑さの中にあっても涼し気な笑い顔だった。

鶴ヶ島市は昨年2020東京五輪も見据え、このオリンピック開催と同年に開催される「鶴ヶ島脚折の雨乞い行事」を地域活性化のコアと位置付けた。未来を見据えて、鶴ヶ島ブランドを見える形にする藤縄市長。今こそ正念場だ。(写真は国道407号を横断する龍蛇様)

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「自然を不思議と思う心」 梶田教授顕彰碑川越高校に

昨年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授。東松山では「ノーベル物理学賞受賞・梶田教授の生まれた東松山」という枕言葉を森田市長、横川県議、堀越議長が多用されていると聞く。「梶田人気」は衰えず。

梶田教授自らの筆「自然を不思議と思う心」という文字が刻まれた「顕彰碑」が母校である県立川越高校の正門先、校舎の入り口に建立された。

このほど、顕彰碑の除幕、記念講演会、そして、川越市から「市民栄誉賞」の授与式が川越市内で開催された。

県立川越高校同窓会、在校生が心一つに母校川越高校に誇りをもつシンボルとなる顕彰碑。

第二の梶田教授誕生も遠くない。

下記の写真は県立川越高校同窓会 株式会社丸幸 清水純一氏提供。

川合川越市長と川越高校卒業生が梶田教授を囲む。

川合善明市長はじめ、川越近隣の坂戸市石川市長、鶴ヶ島市藤縄市長、入間市田中市長、所沢藤本市長も県立川越高校で学んだ。先輩の輝く後ろ姿は現役生の鑑となる。

伊勢谷珠子

 

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伊勢谷 珠子