坂戸市秋田県人会18回総会開かれる

「ふるさとの言葉は懐かしい。」とは全国に故郷を持つ人の実感だ。石川啄木が「ふるさとの訛懐かし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と詠んだ。

ふるさとを離れてつらい思いをして、望郷の念にかられ、足を運んでしまう駅。駅の中には自分の故郷の訛の言葉が飛び、懐かしくもあり、「よし!がんばって故郷には錦を飾って帰ってみせる!」とパワー充電にもなるという背景だろう。

「@@県人会」。ふるさとの言葉を聞き、同じ出身ということで、今まで知らない間柄であっても距離感がぐっと近くなる魔法。それが同郷のよしみだ。坂戸市では県人会活動が盛ん。

坂戸市秋田県人会(松本妙子会長)18回総会が10月1日坂戸グランドホテルで開催された。

秋田県は学力テスト全国一が10年連続。乾杯の発声をした石上さんは「秋田に誇りを持とう。しかし、今の子供たちの種をまいたのは自分たちでもある。アクテイブラーニングというグループ学習でさらに学力が伸びている。進取の精神を持つ秋田県だ。」と。

来賓でかけつけた石川市長は「坂戸のまつりに出店いただきありがとうございます。あのまつりは大好評だった。坂戸に息づく文化伝統の披露の場。市民が感激してくれたのが一番うれしい。一年後も実行したい。」と挨拶した。(写真)




今年も熱気 県立川越高校 くすのき祭 ウオーターボーイズに長蛇の列

自主自立の校風、ノーベル物理学賞受賞梶田教授出身の県立川越高校。網の目の人脈も誇る。

県内有数の進学校でもあるが、水泳部がモデルとなった映画「ウオーターボーイズ」で文化祭であるくすのき祭は多くの人でにぎわう。夏の名残の熱い日差しの中、川越高校周辺に長蛇の列も。今年は整理券の配布がないが、事前にメデイアも取り上げ、多くのファンが公演を待つ。4日5日の両日とも30分の演技が6公演だった。

川越高校は外見を飾らず教養を身に付け、社会や人のために最善の努力を惜しまないことも教育されていくという。

川越駅東口などでは、チラシ配りに汗を流す学生を多く見受ける。将来はどんな形で社会貢献していくのか。「君のその努力は必ず報われるよ!長い人生、無駄なことは一つもないと古来からいわれているのだから!」と声をかけたくなる。さて近隣首長でも川越市長・川合善明氏、鶴ヶ島市長・藤縄善朗氏、坂戸市長・石川清氏、入間市長・田中龍夫氏も川越高校出身。そのあとに続く卒業生の未来も明るいと信じたい。